たとえ灰になっても

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たとえ灰になっても
ジャンル ギャンブル
サスペンス
漫画
作者 鬼八頭かかし
出版社 スクウェア・エニックス
掲載誌 ヤングガンガン
レーベル ヤングガンガンコミックス
発表期間 2016年1号 - 連載中
巻数 既刊2巻(2017年1月25日現在)
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たとえ灰になっても』(たとえはいになっても)は、鬼八頭かかしによる日本漫画作品。『ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス)にて、2016年1号から連載中。

あらすじ[編集]

難病を患った妹・幸花を救うため10億円の資金集めに奔走する高校生・四宮良真は、ある時自分の前に姿を現した謎の天使・クロエルから「自らが望むモノのために命を懸けることはできるか」と問われ、「できる」と答えてしまう。その直後にクロエルが引き起こした交通事故に巻き込まれて死亡し、目覚めた先で命と金を賭けた人生逆転のゲェムに参加させられることになる。

登場人物[編集]

ゲェムの参加者[編集]

予選Aグループ[編集]

沙羅
ゲェムの参加者の1人。一人称は「僕」。
正義感が強く、ゲェムを止める方法を模索している。
クロエルから与えられた姿は、ツインテールの凛とした印象の少女。
ルセット
ゲェムの参加者の1人。
一見大人しそうに見えるが、本人の言動から人肉食の経験を有することが示唆されており、そのことをりんに指摘された際には発狂している。
クロエルから与えられた姿は、死んだ魚のような目が特徴なのほほんとした印象の少女。
秋原カエデ
ゲェムの参加者の1人。男だが女の振りをすべく自分のことを「わたし」と言っているが、時折「ぼく」と言いかける。
常に恍惚とした表情を浮かべており、他の参加者(主に沙羅や†姫蘭†)に対して女同士だからと言ってセクハラ行為をしている。
クロエルから与えられた姿は、小さなリボンが特徴なロングヘアのナイスバディな少女。

予選Bグループ[編集]

ショーコ
ゲェムの参加者の1人。
クロエルから与えられた姿は、ぎょろりとした目が特徴な黒いロングヘアの少女。
†姫蘭†
ゲェムの参加者の1人。1人称は「あたし」。
テンションが高く明るい性格で、現世では人気者であったと自称している。
クロエルから与えられた姿は、短めのツインテールのきゃぴきゃぴとした印象の小柄な少女。
リヴ
ゲェムの参加者の1人。
クロエルから与えられた姿は、十字架の髪飾りを付けたロングヘアの穏やかな印象の少女。

予選Cグループ[編集]

嘘月偽子
ゲェムの参加者の1人。一人称は「私」。
一見めがね子のようないい子ちゃんタイプに見えるが、時折不穏な笑顔と言動を見せる。
クロエルから与えられた姿は、大きなリボンが特徴な眼鏡を掛けた知的な印象の少女。
霧霞雫
ゲェムの参加者の1人。
クロエルから与えられた姿は、ショートボブのクールな印象の少女。

予選Dグループ[編集]

ガーネット
ゲェムの参加者の1人。一人称は「私」。正体は不明。
予選で自身の双子の妹をその正体に気付くことなく手に掛けてしまったことから、クロエルに対して深い憎しみを抱いている。めがね子と同様に予選で資金の追加をして右手の指を失っており、右手に巻き付けた包帯の下に指の切断に用いられたナイフを隠し持っている。
準々決勝のルール説明時に隠し持ったナイフでクロエルの喉元を切りつけて殺害するも、後述の能力により存命していたクロエルに頭を輪切りにされた挙げ句脳髄を握り潰されて粛清された。
クロエルから与えられた姿は、後ろ髪を伸ばしたボブカットの少女。
フグドク
ゲェムの参加者の1人。一人称は「私」。
「人を殺しまくれるだけでなく、金までもらえる」とゲェムの参加に積極的な態度を見せる。
クロエルから与えられた姿は、オッドアイが特徴なポニーテールの気の強そうな印象の少女。
亡々死
ゲェムの参加者の1人。一人称は「私」。
非常に気弱な性格で、本戦を勝ち抜くことを絶望視している。
クロエルから与えられた姿は、はね毛が目立つロングヘアの少女。
ガーネットの双子の妹
予選Dグループに配属されていたゲェムの参加者。ガーネットに殺された。

予選Eグループ[編集]

鈴野りん
ゲェムの参加者の1人で、予選Eグループ唯一の生き残り。一人称は「わし」。
老人風の口調で話す。無邪気で人懐こい性格だが、掴みどころがなく、相手の心や考えを見透かすような言動で他の参加者を翻弄する。
予選では、他の参加者とのわずかな会話と握手だけで参加者の正体やゲェムの意図を見抜いただけでなく、その正体が自分の親族と知ったうえで躊躇なく本名を暴露して殺害することによってゲェムをすることなく勝利しており、クロエルからも危険視されている。
クロエルから与えられた姿は、右目を前髪で隠したポニーテールの小柄でミステリアスな雰囲気の少女。ポニーテールの先端に鈴のアクセサリーを付けており、これが偽名の由来と思われる。
北島 善次(きたじま ぜんじ)、大池 日菜子(おおいけ ひなこ)
予選Eグループに配属されていたゲェムの参加者でりんの親族。りんに本名を暴露され、ゲェムをすることなく死亡した。

予選Fグループ[編集]

ユキ/四宮 良真(しのみや りょうま)
本作の主人公。高校生。一人称は「俺」。
幸花の治療費のための資金集めに奔走していた最中でクロエルの手によって死亡し、ゲェムに参加させられてしまう。「幸花を救うため」にゲェムに参加し、そのためなら他の参加者を犠牲にすることすら厭わない無慈悲な姿勢で挑む。必要額は10億円で、それだけあれば妹が救われると思い込んでいる。
優秀な刑事であった父親を慕っていたが、豹変した父親が母親を殺害する場面を目撃したことや「人殺しの子供」のレッテルを貼られて幸花と共に凄惨な仕打ちを受け続けてきた過去から、現在は父親に対する深い憎しみを抱いている。
めがね子と手を組んで自身を殺そうとした山田の作戦を見抜き、常称寺と手を組んで逆に山田を精神的に追い詰めて勝利し、予選を突破する。予選で20億4円を獲得するが、そのうち10億4円を常称寺に譲渡し、予選終了時点での所持金総額は10億円。
死因はトラックに轢かれたことによる事故死。クロエルから与えられた姿は、黒いロングヘアの少女だが、元の姿は眼鏡を掛けたショートヘアの少年。偽名の由来は妹の名前から。
常称寺麗奈
ゲェムの参加者の1人。一人称は「わたくし」。
高飛車な性格でお嬢様口調で話すが、実はキャラ作り。裏社会を統べる「常称寺グループ」の令嬢を名乗り、「没落した自身の一族の復興のため」にゲェムに参加したと語っているが、真偽は不明。必要額は20億円だが実はフカシ。
ユキと手を組んで予選を突破し、14億4080万5円を獲得する。
死因は火事による焼死。クロエルから与えられた姿は、花の髪飾りを付けたロングヘアの気の強そうな印象の少女。
めがね子/五月田 明里(さつきだ あかり)
ゲェムの参加者の1人。一人称は「私」。正体はパティシエールの五月田明里。旧姓「松葉明里」。
ゲェム中にも他の参加者のことを気に懸けるなど心優しい性格だが、気弱で注意力や警戒心が散漫な一面も持つ。ゲェムへの参加目的は「借金で苦しんでいる大切な人を救うため」で、必要額は2500万円だが実はこれだけでは全然足りなかった。大切な人とは、夫の五月田晴明のことである。ユキとは現世で面識がある。
ユキの策略とも知らずにユキを気に懸けたことが仇となってユキの標的にされるが、クロエルに追加資金の担保として右手の指をもがれることによって必要額を確保する。しかし直後のゲェムで、賭け金を極限まで減らしたにも関わらずどういうわけか賭け目宣言で嘘をつき[1]、しかも嘘をあっさりバラしてしまいユキにアタックされ1円まで減らされ心身共に追い詰められる。自身を気に懸けてくれた山田の提案に乗り、一時は優位に立つが実はユキの策略でありあっさり逆転されてしまう。最後は山田がユキに賭け目がバレてるのを警戒して逆の目に賭けるのを見越して3-1状態を呼び込むべく自分も逆の目に賭けるが、精神的に追い詰められた山田が彼女に裏切りアタックを仕掛けたせいで、皮肉にも山田を殺してしまうことになった。山田の死を悲しみながらも内心自分がそうならなかったことに安堵するが、山田の正体が晴明であったことを知って自暴自棄に陥った末、自ら本名を暴露して自殺した。予選で5億5075万9994円を獲得したが、自殺したことによってクロエルに全額没収された。
死因は電車に轢かれたことによる事故死。クロエルから与えられた姿は、両側の一部を短めのツインテールに結んだピンク色のロングヘアのおっとりとした印象の少女だが、元の姿は眼鏡を掛けた黒髪のおさげの女性で、偽名の由来にもなっている。
山田/五月田 晴明(さつきだ はるあき)
ゲェムの参加者の1人。一人称は「僕」。正体はパティシエの五月田晴明。
正義感が強く、自分の目的のために他の参加者を平然と貶めるユキに嫌悪感を抱いたり、心身共に追い詰められためがね子を気に懸け手を差し伸べているが、本性はユキの態度や常称寺の挑発に恐怖するほどの非常に臆病な性格で、精神的に追い詰められるとあっさりと仲間を裏切る卑怯な一面も持つ。ゲェムへの参加目的は「失ってしまった自分の夢を取り戻すため」で、必要額は1億2500万円。夢とは、自分の店を持ち、妻の五月田明里の笑顔を一生守り続けることであり、そのためには自身の借金を完済する必要があった。つまりお金の使い道はめがね子と同じだったのである。必要額がめがね子と異なるのは、2500万円の借金が利子で1億2500万円に膨らんでいたことをめがね子は知らなかったためである。
ユキを殺すべくめがね子と組んで3-1状態を利用して一時は優位に立つが、実は作戦を見抜いていたユキの策略であった。殺しのターゲットを常称寺に変えるも、ユキと常称寺が組んでいたことを知らされ精神的に追い詰められた末に最後はめがね子を裏切りアタックを仕掛けるも、めがね子が機転を利かして自分の指示と逆の行動を取っていたせいで失敗に終わり自らがゲェムオーバーとなってしまう。ファラリスの牡牛で焼かれながらも、執念で辛うじて生き延びるが、最終的にクロエルに本名を暴露され死亡した。めがね子の正体が妻の明里であることには最後まで気づかなかった。
死因はビルからの転落死。クロエルから与えられた姿は、うさ耳リボンを付けたショートヘアのボーイッシュな少女だが、元の姿は中性的な青年。偽名の由来は借金取りから逃げるために使っていた偽名から。
横地 健一郎(よこち けんいちろう)
ゲェムの参加者の1人。一人称は「俺」。
ゲェムへの参加を拒否したため、ルール説明に利用され死亡した[2]。ゲェムへの参加目的・必要額は不明。
死因は運転中の事故死。クロエルから与えられた姿は、短めのツインテールの小柄な少女だが、元の姿は中年の男性。

ゲェムマスター[編集]

クロエル
ユキたちをゲェムへ誘った自称天使。一人称は「ボク」で、背部を大胆に露出したホルターネックの黒いゴスロリ調の服を纏ったショートヘアの無邪気な美少女だが、人命を平然と弄び、現世で縁のある人間同士が奪い合い殺し合う姿を眺めることに愉悦を感じる嗜虐的で残虐な性格の持ち主。本当に大切な人は姿が変わっても気づかなければならないと思っている。最も好きな処刑器具はファラリスの牡牛で、命乞いされればされるほど胸が高鳴る。
ゲェムの参加者全員の本名と素性を知り尽くしているほか、同一の空間内や時間軸において複数の状態を持つ自分自身の複製を生成する能力を持つため、復讐を企てたり、ゲェムをやめたくなって殺そうとしてもそれは絶対に叶わない。
シロエル
辺獄の自称天使。クロエルとは対照的にロングヘアで白いゴスロリ調の服を纏っており、クロエルを「お姉様」と呼び慕っている。クロエルとは違って情を優先したり、特定の参加者に肩入れする一面を持つらしいが、めがね子と山田の死体からオブジェを作るなどクロエルと同様に人命を軽視する残忍さを見せる。眼鏡男子萌えらしく、ユキを推している。

その他(ゲェム参加者の正体である可能性もある)[編集]

四宮 幸花(しのみや ゆきな)
ユキの妹。兄想いの心優しく快活な少女で、ユキの心の支えでもある。現在は難病で入院しており、余命1ヶ月と診断されている。治療方法は海外での移植手術しかなく、最低でも10億円は必要とされている[3]
ユキのおじ
ユキの父親とは兄弟であったが、ユキの父親のせいで自身の会社が一時期倒産の危機に陥り、自身の子供もいじめを受けて引きこもりとなったことから、ユキの事を「人殺しの息子」と疎んでおり、資金集めのために会社に訪れたユキを追い返した。
ユキの父親
元は優秀な刑事であったが、何らかの理由で大量殺人犯に豹変した。現在の消息・生死は不明。
ユキの母親
豹変したユキの父親に殺害される。

用語[編集]

真戸賀市(まどかし)
作中に登場する架空の都市。ゲェムの参加者たちは全員この都市に住む何らかの縁のある者同士が集められていることが、予選終了後にクロエルの口から明かされた。
辺獄(リンボ)
クロエルが支配する異世界。クロエル曰く「地獄の入り口」。この世界では「自分の本名を他の参加者に知られてはならない」という絶対のルールが存在し、知られてしまうと、名は体を表すということで、クロエルから与えられた仮初の肉体を失い、死亡時の元の姿に戻されて死亡する[4]
ゲェム
クロエルが主催する命と金を賭けたデスゲーム。クロエルの「自らが望むモノのために命を懸けることはできるか」の問いかけに対し「できる」と答えた者が強制参加させられる。参加者はクロエルからチケットを受け取った後、彼女が仕組んだ事故によって一度死亡し、辺獄にて仮初の肉体(参加者の本来の年齢・性別にかかわらず、全員が10代後半の少女の姿)を与えられた状態で復活する[4]。勝者は元の姿で蘇生し、ゲェムで稼いだ金額を持って現世へ帰還することができるが、敗者やクロエルの不興を買った者には残酷な死が与えられる。
ゲェムオーバー
ゲェムの敗者になること。残酷な処刑方法で殺される。仮に生き延びることができても、クロエルに本名を暴露されて殺される。

ゲェム内容・ルール[編集]

予選・丁半博打
  • 2つのサイコロを振って出た目の合計が奇数か偶数かを当て、的中すれば賭け金が2倍となるが、外れれば没収される。
  • 賭けはプレイヤーの手元にある2枚のメダルで行う。「奇数」か「偶数」のどちらかを投入口へ投入し、サイコロを振り終わった後にどちらに賭けたかを宣言する。
  • 賭け金の下限は1円で上限は無い。
  • 初期資金は1000万円で、資金が無くなったらゲェムオーバーとなる。1人1回まで資金の追加ができるが、その場合クロエルから5000万円の追加資金を与えられる代わりに利き手の指を全てもがれてしまう(元の肉体には反映されないが、痛みは本物)。
  • 特殊ルール『嘘から出た真』。どちらに賭けたかは他のプレイヤーには分からないため、「嘘の宣言」をすることもでき、その後何事もなければ掛け金は宣言通りの目に賭けたものとして処理される。そのため、基本的には全員出た目を宣言することになるが、逆の目を宣言しても構わず、そちらの方がいい場合もある[1]
  • 特殊ルール『アタック』。『嘘から出た真』に対応するルールで、「嘘の宣言」をしていると思ったプレイヤーに対して真偽を追求する。アタックを仕掛けられたら必ず真実を告白しなければならない。成功した場合は、互いの賭け金の合計分を仕掛けられた側からもらうことができ、さらにその合計分と同額のボーナスをクロエルからもらえる。失敗した場合は、逆に仕掛けた側が仕掛けられた側に互いの賭け金の合計分を支払わなければならず、同額のボーナスも仕掛けられた側がもらう。なお、出た目と逆の目を宣言した者にアタックしてもかまわない。
  • 特殊ルール『死なば諸共』。ゲェムの回数は全部で10回で、10回戦終了までに必ずプレイヤーのうちの誰か1人の資金を0にして脱落させなければならない。もし脱落者が出なかった場合は、プレイヤー全員がゲェムオーバーとなる。これは、プレイヤー全員がリスクのあるアタックを避け、それを利用して毎回全員が賭けた目に関係なく出た目を宣言し続け全員がノーリスクで好きなだけ持ち金を増やし続けるのを防ぐためである。
  • 4回戦からは、どちらの目に何人が賭けたかが表示される。これは、4回戦の掛け目の宣言が終わった後に説明された。
  • 特殊ルール『全てはサイの目の御心のままに』。Fグループ8回戦限定のルール。サイを2度振り、2回とも6ゾロが出た場合のみ偶数、それ以外は全て奇数とする。また、プレイヤーは賭ける際にメダルの奇偶が全員に見えるよう掲げてから賭けなければならず、宣言も必ずサイの出た目を宣言しなければならず、賭けが外れた場合アタックは避けられない。なお、賭ける際メダルをすり替えて逆の目に賭けてもかまわないが、表示板には反映される。
準々決勝・鬼ごっこ
  • プレイヤーを「鬼」と「子」に分けた後、クロエルが用意した舞台にランダムに配置される(今回の場合は「鬼」3人、「子」10人[5])。「鬼」となったプレイヤーは「子」を見つけ出してでーん(タッチ)することが、「子」となったプレイヤーはゲェム終了まで「鬼」から逃げ延びることがそれぞれ目的となる。
  • 「鬼」はでーんした「子」を「鬼」にして「子」になれる。ただし、でーんの効果が適用されるのは手の平のみで、タッチした直後に相手に触れた状態で「でーん!!」と宣言しなければならない。また、でーんした後、元「鬼」は即座に別の場所へランダムで転送されるため、即座に「鬼」を返されることはない。
  • 制限時間は1時間で、ゲェム終了時点で「鬼」となっていたプレイヤーはゲェムオーバーとなる。
  • 特殊ルール『疑心暗鬼』。「鬼」はゲェム開始時のカード引きによって決定されるが、その結果を他のプレイヤーに明かす必要はなく、嘘をついても構わないため、自分以外のプレイヤーが「鬼」か「子」かは判別できない状態となる。そのため、「鬼」は自分が「鬼」であることを偽り、「子」は相手が「鬼」であるかを見極めなければならない。
  • 特殊ルール『渡る世間に鬼はなし』。「子」2人が手を繋ぎ合わせることで、一時的な無敵状態になることができ、その間は「鬼」のでーんは無効となる。ただし、効果が適用されるのは最初に手を繋いだ2人のみで、後から3人目が手を繋いでも効果は適用されない。さらに上述の通り、手を繋いだ相手が実は「鬼」であり手を繋いだ時点ででーんされてしまうこともありうる。「子」2人の組み合わせができるごとに「鬼」が狙える「子」の数は減っていき、5組完成してしまうとどんなに時間が余ってようが詰みである。
  • 特殊ルール『銭ある時は鬼をも使う』。ゲェム開始時にクロエルからプレイヤー全員に腕時計型の情報端末が与えられる。この端末にはゲェムの残り時間や自身の所持金が表示されるほか、以下の4種類の「お助けスキル」が備わっており、所持金を消費して使用できる。
    • サーチ』。自身の直径100m圏内に存在する他のプレイヤーの人数を調べられる。ただし、調べられるのは人数のみ。使用可能回数は無制限で、消費金額は1000万円。
    • ナイトメア』。自身の視認できる範囲内に存在する他のプレイヤーのうちの誰か1人に、そのプレイヤーの過去のトラウマを見せつける。効果時間は1秒にも満たないが、足止め程度にはなりうる。また、相手の正体を探るのにも有効である。使用可能回数は無制限と説明されたが、同じ相手に2度は使用できないので実際の使用可能回数は12回。消費金額は2000万円。
    • テレポーテーション』。現在地から一瞬で他の場所へランダムで転移できる。転移できる範囲は現在地から直径200m圏内のみ。基本的には「子」が「鬼」から逃れるために使うスキルだが、他の場所から転移されてきたプレイヤーを見てもそれが元「鬼」がでーんで転送されてきたのかテレポーテーションを使ったプレイヤーが転送されてきたかは区別できないので、「鬼」が使い元「鬼」がでーんで転送された、すなわち転送された時点では「子」だと思い込ませて「子」を騙すのにも有効である。また、「チェンジ」攻撃から逃れるのにも有効である。使用可能回数は無制限で、消費金額は1億円。
    • チェンジ』。自身の視認できる範囲内に存在するプレイヤーの「鬼」と「子」を無条件で入れ替える。効果範囲は「使用者と使用者の視認できる範囲内に存在するプレイヤーのうちの1人」もしくは「使用者の視認できる範囲内に存在するプレイヤーのうちの2人」。また、使用時に視認できていても攻撃が相手に届く前にテレポーテーション等で視認できない場所に逃げられてしまうと失敗に終わる。使用可能回数は1回で、消費金額は10億円。1度でも使用した時点で効果の有無に関わらず10億円消費され、以後使用不可能になる。
  • 所持金は予選で獲得した金額が引き継がれるが各人がいくら持ってるかは公表はされない。しかし予選で同一グループだった人同士は何となく分かっている。なお、勝者はゲェム終了時の所持金が10倍となる。
  • 舞台は学校。但しかくれんぼになってしまわぬよう校舎などの建物内には入れないようになっている。
  • ゲェム開始時にプレイヤー全員の服装が体操服に変えられる。また、仮初の肉体での身体能力はプレイヤーの生前の身体能力が反映される。

ゲェム用語[編集]

予選:丁半賭博[編集]

3-1状態
4人の賭けた目が1人だけ違う状態。この状態になれば1の人から見れば他の3人は全員自分と違う目に賭けてることが丸分かりである。これを山田は「3-1状態が入る」と称している。
だが3-1状態が自分に入る確率は低い。山田の計算によると、3-1状態が自分に入る確率は16分の1で、なおかつ自分の賭けた目が当たる確率は32分の1となる。
しかし2人が組めば状況は一変する。2人がそれぞれ違う目に賭けるよう示し合わせれば、2人に3-1状態が入る確率は2分の1まで上がり、なおかつ他の2人には絶対に3-1状態が入らなくなる。山田によると、3-1状態が入りさえすれば必ずアタックで勝てるらしい。山田はこれを利用してめがね子と組んでユキを殺そうとした。
ファラリスの牡牛
遙か昔アクラガスの僭主ファラリスが命じ作らせた、人間を炙り殺すことに主眼を置いた青銅製の牛型の処刑器具。クロエルが最も気に入っている処刑器具であり、山田の処刑に使用された。生きて出てきたのは山田が初めて。

準々決勝:鬼ごっこ[編集]

真戸賀市立真戸賀高等学校
鬼ごっごの舞台。ユキ・嘘月・常称寺の母校。校内の施設までが詳細に再現されている。

書誌情報[編集]

注釈[編集]

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  1. ^ a b 賭け金を少なくした場合は賭け目宣言は正直に自分の賭けた目を宣言するのがセオリーである。正直に答えていれば失うのは自身の少ない賭け金だけで済むが、嘘をついて高額賭けた者にアタックされてしまえば高額を失うことになる。仮にアタックされずに嘘が通ったとしても得られるのは自身の少ない賭け金だけなのでメリットはない。
  2. ^ なお、ゲェムの席は4席しか用意されておらず、ユキたち5人のうち誰か1人は最初からルール説明のために殺される予定であった。クロエルにとって命とはその程度のものである。
  3. ^ 順番待ちが大勢いて最速でも3年かかり、大金を支払って順番を早める必要があり、さらには渡航料、入院費、手術費等が必要なため。
  4. ^ a b これは、集められた参加者たちが全員現世で縁のある人物同士であるため、それを隠すためである。
  5. ^ 本来は14人の予定であったが、ガーネットがクロエルに粛清されたことにより13人となった。

外部リンク[編集]