さらば恋人よ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search

「さらば恋人よ(イタリア語:Bella ciao)」とは、イタリア内戦英語版の時に創作され、イタリアパルチザン英語版によって歌われた歌曲である。この曲は、やがて反ファシスト党による自由とレジスタンス賛美歌として、国際的に歌われるようになった。

さらば恋人よ
楽曲
作詞者 不明
言語 イタリア語

歴史[編集]

「さらば恋人よ」は、1943年から1945年まで続いた、反ファシスト党運動において歌われた[1]。作詞者・作曲者は共にわかっておらず、この楽曲はポー川の流域周辺にいた農民たちの間で、20世紀前半にかけて歌われていた「Alla mattina appena alzata」という名の民謡に基づいてできたものである[2]

1962年、この曲は音楽研究者のために、イタリアフォークシンガーであるジョバンナ・ダフィーニ英語版によって録音された[3]。「さらば恋人よ」以前の類似したバージョンの楽曲は、「Alla mattina appena alzata」が19世紀後半に作られたものであることを示している[4]。最古のバージョンは、1906年に作成されたもので、ピエモンテ州ヴェルチェッリ近郊が発祥とされている[5]

歌詞[編集]

イタリア語歌詞 日本語訳

Una mattina mi son svegliata, o bella, ciao! bella, ciao! bella, ciao, ciao, ciao!

Una mattina mi son svegliata, e ho trovato l'invasor.

O partigiano, portami via, o bella, ciao! bella, ciao! bella, ciao, ciao, ciao! O partigiano, portami via, ché mi sento di morir.

E se io muoio da partigiano, o bella, ciao! bella, ciao! bella, ciao, ciao, ciao!

E se io muoio da partigiano, tu mi devi seppellir.

E seppellire lassù in montagna, o bella, ciao! bella, ciao! bella, ciao, ciao, ciao!

E seppellire lassù in montagna, sotto l'ombra di un bel fior.

E le genti che passeranno, o bella, ciao! bella, ciao! bella, ciao, ciao, ciao!

E le genti che passeranno, Mi diranno Che bel fior!

È questo il fiore del partigiano, o bella, ciao! bella, ciao! bella, ciao, ciao, ciao!

È questo il fiore del partigiano, morto per la libertà!

È questo il fiore del partigiano, morto per la libertà!

ある朝私は目覚めた さらば、さらば恋人よ

ある朝私は目覚めた

そして侵略者を目にした ああパルチザンよ、連れ去ってくれ

さらば、さらば恋人よ

ああパルチザンよ、連れ去ってくれ 死の訪れはもう遅くないから またもし、私がパルチザンとして帰らぬ人と化したら

さらば、さらば恋人よ

またもし、私がパルチザンとして帰らぬ人と化したら あなたは私を埋めなければならない

私を山奥に埋めてくれ

さらば、さらば恋人よ

私を山奥に埋めてくれ

さらば、さらば恋人よ

そしてたくさんの人たちが通り過ぎたら

さらば、さらば恋人よ

そしてたくさんの人たちが通り過ぎたら 美しき花とは何なのかをあなたに教えてくれるだろう これはパルチザンの花なのだ

さらば、さらば恋人よ

これはパルチザンの花なのだ 自由のために死んでいった

これはパルチザンの花なのだ 自由のために死んでいった

国際的なバージョン[編集]

オリジナルのイタリア語バージョンに加え、たくさんのアーティストらにより、この曲はアラビア語ブレトン語カタルーニャ語中国語クロアチア語デンマーク語英語エスペラントフィンランド語ドイツ語ハンガリー語日本語ペルシア語クルド語ノルウェー語ロシア語セルビア語スロベニア語スペイン語タガログ語タイ語チベット語トルコ語ウクライナ語といった様々な言語で歌われるようになった[要出典]

現代での歌われ方[編集]

国際的に知られた自由への賛歌として、この楽曲は、歴史的及び革命的なイベントにて歌われた。またこの楽曲は、元々はドイツ(ナチス)の占領軍と戦っていたイタリアのパルチザンらと、強く結びついていたが、今日では、圧政から解放されるという固有の権利を象徴している[6][7]

2012年には、「さらば恋人よ」のメロディーは、地球温暖化などに関する活動を行っている、環境活動家による唱歌("Do it now")の歌詞に、採用されることとなった[8][9]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ Page 51, Arts and Terror, edited by Vladimir L. Marchenkov
  2. ^ Page 42, Songs That Made History Around the World, By JERRY SILVERMAN
  3. ^ Recording made by musicologists Gianni Bosio and Roberto Leydi in 1962. Giovanna Daffini: "Alla mattina appena alzata", from the CD: Giovanna Daffini: L’amata genitrice (1991)
  4. ^ Bermani, Cesare (2003). Guerra guerra ai palazzi e alle chiese. Odradek Edizioni. ISBN 978-8886973472. 
  5. ^ D. Massa, R. Palazzi and S. Vittone: Riseri d'al me coeur
  6. ^ http://pstream.lastampa.it.dl1.ipercast.net/lastampa/2015/01/23/d37A1QUG.mp4
  7. ^ http://video.corriere.it/bella-ciao-tutte-lingue-mondo-cosi-canto-partigiani-diventato-global/24c02342-a38b-11e4-808e-442fa7f91611
  8. ^ http://singfortheclimate.com/
  9. ^ https://www.youtube.com/watch?v=OVnedIW1y8E

関連項目[編集]