陳馮富珍
陳馮富珍 Margaret Chan | |
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マーガレット・チャン | |
生年月日 | 1947年 |
出生地 | イギリス領香港 |
第7代世界保健機関事務局長 | |
在任期間 | 2006年 - |
陳馮富珍(マーガレット・チャン、Margaret Chan、1947年 - )は、WHO事務局長(第7代)、医師。香港衛生署長、WHO事務局長補を歴任。
経歴
カナダのオンタリオ州立ウェスタンオンタリオ大学にて1973年に学士(文学)、1977年に医学博士号を取得。シンガポール国立大学において公共衛生修士号も取得している。1978年に医師(婦人と小児健康科)として香港政府に勤務。1989年11月に衛生署助理署長(署長補佐)、1992年4月に同副署長、1994年6月に署長へ昇進した。1997年の鳥インフルエンザ発生では中国本土からの鶏の輸入禁止とともに、香港域内の鶏の全量処分を行った。2003年のSARS大流行の際にも対策の指揮をとった。2003年8月に退職し、WHO事務局へ転任し、伝染病対策などを担当している。
2006年7月25日、SARS対策の功績により中華人民共和国政府からWHO事務局長選挙において候補として推挙され、同11月8日当選。2007年1月4日に第7代事務局長に就任した。
香港における評価
香港では、SARSに関するチャンの認識が甘く、SARS感染が深刻化した沙田の公立プリンス・オブ・ウェールズ病院(威爾斯親王醫院、香港中文大学医学院の連携訓練病院)の封鎖などの対策が遅れたとの批判がある。そのため、衛生署長退任後の2003年秋、香港立法会はチャンを喚問する。
チャンが唱議した、鳥インフルエンザの発生と予防対策は、世界各国が採用する[要出典]。