鈴甲子

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株式会社 鈴甲子
SUZUKINE CO.,LTD.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
273-0135
千葉県鎌ケ谷市中佐津間二丁目11番16号
本店所在地 130-0004
東京都墨田区本所三丁目7番14号
業種 その他製品
法人番号 8010601012716
事業内容 節句用五月人形、鎧兜の製作
代表者 代表取締役 鈴木 順一朗
外部リンク https://suzukine.com/
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株式会社鈴甲子(すずきね)は1910年に創業の、千葉県鎌ケ谷市に本社を置く日本甲冑メーカー。

概要[編集]

  • 初代鈴木甲子八から始まり、現在四代目である鈴木順一朗がその技術を継承(歴代社長については後述の「歴代社長」を参照)
  • 初代鈴木甲子八が陣道具(武者人形の付属品である、軍扇・陣笠・太鼓・采配・のぼり旗など)の製造業を営んでいた際に、取引先から手先の器用さを買われ、甲冑製作を始める
  • 東京都墨田区本所の本社と千葉県鎌ケ谷市の工房で営業(現在は千葉県鎌ケ谷市の工房兼本社のみ)
  • 4名の伝統工芸士が在籍。同工房内に4名もの伝統工芸士がいるのは極めて異例

沿革[編集]

1910年[編集]

  • 初代鈴木甲子八が、現在の東京都墨田区吾妻橋で陣道具を製作する株式会社鈴甲子を創業

1930年[編集]

  • 初代鈴木甲子八が作号「孝山」を名乗り、甲冑メーカーとしての事業を開始

1937年[編集]

  • 二代目の鈴木正雄が作号「鈴甲子雄山」を名乗り、事業を継承

1983年[編集]

  • 二代目の鈴木正雄が作号「平安道齋」に、同時に三代目鈴木道男が「鈴甲子雄山」を襲名

2006年[編集]

  • 三代目鈴木道男が「平安道齋」を、同時に四代目鈴木順一朗が「鈴甲子雄山」を襲名

2008年[編集]

  • 人形工房「壹三」を創業

2020年[編集]

  • オンラインショップ「順風丸」を開設

歴代社長[編集]

初代 鈴木甲子八 1883年~

1963年

株式会社鈴甲子を創業

甲冑師「孝山」を名乗り、鈴甲子の基礎を築く

2代目 鈴木正雄 1918年~

2006年

第二次世界大戦後の焼失した東京で、鈴甲子を再興

現在の東京都墨田区本所に本社を構える

初代「鈴甲子雄山」「平安道齋」を名乗る

3代目 鈴木道男 1939年~
株式会社鈴甲子 会長

東京都伝統工芸士

日本全国に所蔵されている鎧兜を実地調査し、忠実に再現した鎧兜の提供を始める

2006年、「平安道齋」を襲名

4代目 鈴木順一朗 1966年~
株式会社鈴甲子 代表取締役社長

伝統工芸士(経済産業大臣指定)

2008年 「鈴甲子雄山」を襲名

「より親しみやすいお節句を」という思いをこめ、株式会社壹三を設立

人形師「壹三」としても活動を始める

受賞歴[編集]

1985年[編集]

  • 社団法人東京節句人形振興協会主催の全国新作節句人形コンクールにて、通商産業大臣賞を受賞

1986年[編集]

  • 同上のコンクールにて、内閣総理大臣賞を受賞

2002年[編集]

  • 東京都知事より、最優秀技能賞を受賞

TV出演[編集]

2008年[編集]

2009年[編集]

  • スッキリ!!」テリー伊藤のスッキリ(日本テレビ)

2015年[編集]

  • 「和さ美」(J:COM

紙媒体[編集]

2008年[編集]

  • 人形専門誌「Art Box Doll」(Art Box International)

2009年[編集]

2010年[編集]

2012年[編集]

  • 情報誌「パトス」(ポリッシュ・ワーク)

展示[編集]

2003年[編集]

  • 櫛引八幡宮(青森県)
    • 同宮の所蔵する「赤糸威鎧兜(別名:菊一文字の鎧兜)」、「白糸威褄取大鎧」の1/3サイズを奉納

2011年[編集]

2013年[編集]

  • Japan Expo USA

2015年[編集]

2020年[編集]

  • CASIO 時計新製品展示会
    • G-SHOCKの2020年のMR-Gスペシャルモデル、「MRG-B2000SH SHOUGEKI-MARU(衝撃丸)」のコンセプトイメージの兜を製作

外部リンク[編集]