運用離脱

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運用離脱(うんようりだつ)とは、鉄道バスなどの公共交通機関において、車両を廃車もしくは他社へ移籍、他営業所へ転属させるため、その会社・営業所での車両の使用をやめることである。

鉄道[編集]

鉄道の場合は、運用離脱となる理由は廃車がほとんどであるが、使用実態に合わずやむなく運用離脱することもある。検査、更新修繕、改造等で工場に入庫する場合も広義の運用離脱となるが、廃車を伴わない。

バス[編集]

バスの車両が運用離脱となる理由は、以下のような場合がある。

  • 廃車
  • 他営業所への転属
  • 他の目的への転用

車両の状態によっては中古車として売却されることがある。特に首都圏中京圏および関西圏のバス事業者では、自動車NOx・PM法およびディーゼル車規制条例によって、運用可能にも拘らず廃車せざるをえなくなったバスを、同法および同条例の規制を受けない地方事業者へ売却するケースが最近増えている。また事業者の子会社等へ車両を移籍させる場合、一旦廃車して移籍先の事業者に売却する形を取ることもある。

バス事業者によっては、スクールバス教習車など他の目的に転用するために、乗合バスとしての運用から外すケースもある。

関連項目[編集]