諸熊奎治

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諸熊 奎治(もろくま けいじ、1934年昭和9年)7月12日 - )は、日本理論化学者日本学士院会員鹿児島県鹿児島市出身。男性。

自然科学研究機構分子科学研究所名誉教授。アメリカ合衆国エモリー大学名誉教授。京都大学福井謙一記念研究センターシニアリサーチフェロー、国際量子分子科学アカデミー前会長。

略歴

学歴

職歴

恩賜賞日本学士院賞日本化学会賞、国際量子分子科学アカデミー賞、WATOCシュレーディンガーメダル他、受賞多数。

2010年春の叙勲で瑞宝中綬章を受章。2012年に文化功労者(理論化学・計算化学)。

業績

理論化学・計算化学の発展に貢献。1968年には水の二量体の構造をab initio計算で予測、また、北浦和夫とともに分子間相互作用のエネルギー分割法を開発、固有反応座標の計算法をプログラムにしたり、金属触媒反応サイクルのエネルギープロフィールを決定するなど貢献多数。近年は量子化学計算プログラムであるGAUSSIANプログラムに入っているONIOM法を開発。

脚注

参考資料