血管内皮

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。EmausBot (会話 | 投稿記録) による 2012年2月14日 (火) 01:47個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (r2.7.2+) (ロボットによる 変更: zh:內皮)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

血管内皮(けっかんないひ、endothelium)とは血管の内表面を構成する扁平で薄い細胞の層で、血液の循環する内腔と接している。 これらの細胞は心臓から毛細血管まで全ての循環器系の内壁に並んでいる。 小さな血管と毛細血管では内皮細胞は専ら1種類の細胞しか見られない。内皮細胞は血管生物学の様々な側面と関係がある。

例:

上皮細胞はまた、血流の内外への物質―そして白血球―の通過をコントロールする。 いくつかの器官で高度に分化してフィルタリング機能に特化した上皮細胞がある。 その様な独特な内皮構造には腎臓糸球体血液脳関門がある。

内皮機能障害、即ち適切な内皮機能の消失は血管病の目印であり、しばしばアテローム性動脈硬化症を引き起す。 これは、糖尿病高血圧症あるいは他の慢性の病態生理学的条件を持った患者において非常に一般的である。

関連項目

外部リンク