茂木康子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Hideki1976 (会話 | 投稿記録) による 2011年12月20日 (火) 04:24個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

茂木 康子
基本情報
本名 茂木 康子
通称 女子柔術界のパイオニア
ピンクスパイダー
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1969-01-27) 1969年1月27日(55歳)
出身地 東京都練馬区
所属 ストライプル
身長 166cm
体重 51kg
階級 フライ級修斗
バックボーン ブラジリアン柔術
テーマ曲 The Void
(BRAHMAN)
BACK DROP BOMB
(BACK DROP BOMB)
テンプレートを表示

茂木 康子(もぎ やすこ、女性、1969年1月27日 - )は、日本ブラジリアン柔術家(茶帯)、総合格闘家東京都練馬区出身。ストライプル所属。JEWELSプロデューサー。

服部恵子と共に日本の女子柔術を牽引してきた「女子柔術界のパイオニア」。長い手足を活かした引き込み技を得意とし、「ピンクスパイダー」の異名を取る。選手活動の傍ら、ストライプルで女性専門の柔術クラスを開講するなど、後進の育成にも熱心である。

来歴

1998年からブラジリアン柔術を始め、これまでに全日本BJJやカンペオナートなど主要大会で優勝を収め、ムンジアルやパンアメリカンなど、海外の主要大会にも出場。2002年にはプロデビュー。

2004年5月16日、スマックガールのグラップリングトーナメントに出場。決勝で玉田育子に判定勝ちし優勝を収めた[1]。7月11日に第1回大会が開催されたスマックガールの柔術大会「SMACK JIU-JITSU GIG」のスーパーバイザーに就任した[2]

2005年からは総合格闘技にも進出。4月29日にはアイドル深谷愛相手にデビュー戦を行ない一本勝ち。3戦目となった11月29日のスマックガール後楽園ホール大会ではトップファイターの渡辺久江と対戦。「36歳のチャンピオンロード」と銘打たれた[3]この試合だったが、渡辺の猛攻の前に3度のダウンでKO負け、総合初黒星を喫した。

2006年は4月22日のスマックガール大阪大会で新人の長嶺妙子に判定負け、6月4日のプロ柔術でもみくに一本負けを喫した。9月24日の全日本アマチュア修斗選手権大会では女子フライ級決勝で富松恵美に判定勝ちし優勝(3名参加。1回戦シードで決勝のみ出場)するも[4]、10月29日のブラジリアン柔術アジア大会では女子紫帯プルーマ級決勝で再びMIKUに敗れ、さらに12月17日のアマチュアブラジリアン柔術オープントーナメントでは、アジア大会で勝利した渋谷美雪と再戦し雪辱を許した。

2007年3月11日のスマックガールでは内藤晶子に判定負け、4月15日のアブダビコンバット日本最終予選では女子55kg未満級準決勝で塩田さやかフロントチョークで一本負け[5]。9月23日、第14回全日本アマチュア修斗選手権大会・女子フライ級に出場し、決勝で竹内鮎美に判定勝ちし優勝を果たした(2名参加で決勝のみ開催)[6]

2008年9月14日、第15回全日本アマチュア修斗選手権大会・女子フライ級に出場し、決勝で森岡恵に一本勝ちし優勝を果たした(3名参加。1回戦シードで決勝のみ出場)[7]。9月27日に旗揚げが発表されたケージを使用した女性総合格闘技大会「VALKYRIE」のプロデューサーに就任し[8]、11月8日に第1回大会を開催した。

2009年3月13日、DEMOLITION 090313でsakuraと対戦予定であったが、自身の体調不良により欠場となった[9]。10月24日、VALKYRIEに選手として初登場しVALKYRIE 03のメインイベントで練習仲間でもある瀧本美咲と対戦し、3Rにスタンドパンチ連打によるTKO負けを喫した。

2010年4月11日、VALKYRIE 05で内藤から改名したベティコと3年1か月ぶりに再戦し、判定負け。VALKYRIE2連敗となった。

VALKYRIEが2010年11月の大会を最後に興行開催が不可能となり、選手たちは2011年から競合興行だったJEWELSに出場、茂木も12月17日のJEWELS 17th RINGからプロデューサーに就任した。

戦績

プロ総合格闘技

総合格闘技 戦績
9 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
3 0 2 1 0 0 0
6 2 0 4 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× ベティコ 3分3R終了 判定0-3 VALKYRIE 05 2010年4月11日
× 瀧本美咲 3R 0:51 TKO(スタンドパンチ連打) VALKYRIE 03 2009年10月24日
× 吉田正子 5分2R終了 判定1-2 修斗 SPIRIT 2009 2009年5月24日
竹内鮎美 1R 2:45 チョークスリーパー 修斗 2008年6月26日
× 内藤晶子 5分2R終了 判定1-2 SMACKGIRL 2007 〜女王は新宿の夜を赤く染るか?〜 2007年3月11日
× 長嶺妙子 5分2R終了 判定1-2 SMACKGIRL 2006 〜女王凱旋〜 2006年4月22日
× 渡辺久江 1R 4:03 TKO(3ダウン:パンチ) SMACKGIRL 2005 〜最軽量記念日〜 2005年11月29日
吉田正子 5分2R終了 判定3-0 G-SHOOTO Plus 02 2005年7月12日
深谷愛 1R 3:50 腕ひしぎ十字固め SMACKGIRL-F 2005 〜今年もやるぞ! スマックF祭り〜 2005年4月29日

アマチュア総合格闘技

勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
森岡恵 1R 1:20 腕ひしぎ十字固め 第15回全日本アマチュア修斗選手権
【女子フライ級 決勝】
2008年9月14日
竹内鮎美 3分2R終了 ポイント47-45 第14回全日本アマチュア修斗選手権
【女子フライ級 決勝】
2007年9月23日
富松恵美 3分2R終了 ポイント43-39 第13回全日本アマチュア修斗選手権
【女子フライ級 決勝】
2006年9月24日

グラップリング

勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× 阿部恭子 ポイント0-0
アドバンテージ0-1
Giグラップリング2008
【Giグラップリング2008 QUEEN TOURNAMENT エキスパート 52.0kg以下級 準決勝】
2008年8月31日
山崎裕子 判定4-3 SMACKGIRL GRAPPRING QUEEN TOURNAMENT 2007
【ライト級 3位決定戦】
2007年9月24日
× 高林恭子 1:30 チョークスリーパー SMACKGIRL GRAPPRING QUEEN TOURNAMENT 2007
【ライト級 準決勝】
2007年9月24日
石岡沙織 判定2-0 SMACKGIRL GRAPPRING QUEEN TOURNAMENT 2007
【ライト級 1回戦】
2007年9月24日
長野美香 2R 3:48 腕ひしぎ十字固め SMACKGIRL 2007 〜絶対女王は大正浪漫を舞ひ奏で〜
【グラップリング1DAYトーナメント 決勝】
2007年4月28日
増田優実 4分2R終了 ポイント3-0 SMACKGIRL 2007 〜絶対女王は大正浪漫を舞ひ奏で〜
【グラップリング1DAYトーナメント 1回戦】
2007年4月28日
× 塩田さやか フロントチョーク アブダビコンバット JAPAN TRIAL 最終予選
【女子55kg未満級 準決勝】
2007年4月15日
山口芽生 ポイント6-2 アブダビコンバット JAPAN TRIAL 最終予選
【女子55kg未満級 1回戦】
2007年4月15日
山崎裕子 2R 1:25 腕ひしぎ十字固め G-SHOOTO Plus 01
【修斗グラップリング】
2005年2月11日
玉田育子 4分2R 判定3-0 SMACKGIRL F 〜5月病をブッ飛ばせ! 夏も近いぞスマックF祭〜
【SGG 1Dayトーナメント2004 ライト級 決勝】
2004年5月16日
古舘由紀 4分2R 判定3-0 SMACKGIRL F 〜5月病をブッ飛ばせ! 夏も近いぞスマックF祭〜
【SGG 1Dayトーナメント2004 ライト級 準決勝】
2004年5月16日
小寺麻美 2R 1:49 腕ひしぎ十字固め SMACKGIRL F 〜5月病をブッ飛ばせ! 夏も近いぞスマックF祭〜
【SGG 1Dayトーナメント2004 ライト級 1回戦】
2004年5月16日
× 玉田育子 全日本修斗グラップリング選手権大会
【女子ストロー級 決勝】
2004年2月29日
× 今澤利恵 3分3R終了 判定1-2 SMACKGIRL Third Season-EX 〜GRAPPLER'S holiday〜
【SGGライト級1Dayトーナメント 決勝】
2003年7月6日
おっさん 3分2R終了 判定2-1 SMACKGIRL Third Season-EX 〜GRAPPLER'S holiday〜
【SGGライト級1Dayトーナメント 1回戦】
2003年7月6日

獲得タイトル

  • 第15回全日本アマチュア修斗選手権女子フライ級 優勝(2008年)[7]
  • 第14回全日本アマチュア修斗選手権女子フライ級 優勝(2007年)[6]
  • 第13回全日本アマチュア修斗選手権女子フライ級 優勝(2006年)[4]

脚注

関連項目

外部リンク