能登路雅子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

能登路 雅子(のとじ まさこ、1949年2月12日 - )は、日本の歴史学者アメリカ文化史学者、東京大学総合文化研究科名誉教授、元同アメリカ研究資料センター所長、登録有形文化財「旧同潤会江古田分譲住宅佐々木邸」保存会代表[1]

経歴[編集]

青森県弘前市生まれ。

祖父は東京帝国大学名誉教授の農学者佐々木喬。「旧同潤会江古田分譲住宅佐々木邸」は分譲時に佐々木が購入したものであり、能登路自身も8歳まで居住していた[2]

1972年、東京大学教養学部教養学科卒業。

1973年までマッキャンエリクソン博報堂勤務。1978年から1982年までカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院在学(Master of Art: Asian American Studies)。1980年から1983年まで、ウォルト・ディズニー・プロダクション(現:ウォルト・ディズニー・カンパニー)およびオリエンタルランド嘱託として、東京ディズニーランド・プロジェクトに参加。

1986年武蔵大学助教授。1992年東京大学教養学部助教授、のち教授。2013年定年退任。

著書[編集]

単著
  • 『ディズニーランドという聖地』岩波新書、1990年)
共編著
訳書
  • ロバート・ケリー『アメリカ政治文化史--建国よりの一世紀』(木鐸社、1987年)
  • ボブ・トマス『ウォルト・ディズニー』(講談社、1995年)
  • リンダ・K・カーバー, ジェーン・シェロン・ドゥハート編『ウィメンズアメリカ』(ドメス出版、2000年)

参考[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 同潤会江古田分譲住宅に見る 昭和初期の一戸建てと暮らし”. SUUMOジャーナル (2013年11月9日). 2021年4月25日閲覧。
  2. ^ 昭和の暮らしが刻まれた「佐々木邸」~同潤会が造った貴重な分譲住宅~”. BS朝日 (2021年4月25日). 2021年5月3日閲覧。