秦早穂子
秦 早穂子(はた さほこ、1931年7月31日 - )は、日本の映画評論家、随筆家。
東京・渋谷生まれ。女子学院卒業後、映画輸入業の新外映に入社。その後、休職のまま日本大学芸術学部映画科を経て、1958年パリに留学。のち新外映に復帰、企画部長を務め、ジャン・リュック・ゴダールの「勝手にしやがれ」「女は女である」や「太陽がいっぱい」などを日本に紹介。
のち、独立してロアイヤル社、ジャフラ(映画、テレビフィルム輸入業)を設立。以後、半世紀以上にわたって映画の世界に関わる。
2012年に発表した自伝的小説『影の部分』で日本映画ペンクラブ賞受賞。
著書
- スクリーン・モードと女優たち 文化出版局、1973
- パリに生きる女たち 時事通信社、1978.10
- パリの風のなかで 講談社、1979.11
- 東京パリ闘い通り 大和書房、1981.11
- 巴里と女の物語 PHP研究所、1981.3
- 不滅の女たち マルゴ王妃からコレットまで 文化出版局、1984.1
- 「椿姫」と娼婦マリ 読売新聞社 1986.2
- シャネル 20世紀のスタイル 文化出版局、1990.12
- おしゃれの平手打ち 文化出版局、1996.3
- 影の部分 = La Part de l’Ombre リトルモア、2012.3
共著
翻訳
- ぼくの伯父さん ジャック・タチ 三笠書房、1958(若草文庫)
- エレガンスへの招待 マギ・ルフ 婦人画報社、1959
- 獅子座の女シャネル ポール・モラン 文化出版局、1977.3、新版1990
- シャネルの生涯とその時代 エドモンド・シャルル・ルー 鎌倉書房、1981.6
- リキエル ソニア・リキエル 婦人画報社、1988
参考
- 影の部分 - La Part de l'Ombre - 紀伊國屋書店BookWeb
- 日外アソシエーツ人物情報