神の子
神の子(かみのこ)とは、神を父とする子ども。聖書の語句。
聖書
旧約聖書ホセア1:10、詩編29:1ではイスラエルを神の子と呼ぶ。
創世記6:2について批評学者は御使いと解釈し、保守的な学者は神の民あるいは貴族階級と見なしている[1]
新約聖書ではメシアや人の子と共に神のひとり子であるイエス・キリストを現す言葉である[1]。
キリスト教
キリスト教徒が信じるイエス・キリストは神の独り子である。これは神と、その長子であるイエスの特殊な関係を示し、これをあずかることによってキリスト教徒も神の子となるのである[2]。悪魔の子と対比される。[3]
世俗用法
また上記の意味が転じてメディアでは天才と称されるスポーツ選手がこう呼ばれることがあり、有名な例としてはディエゴ・マラドーナ、フェルナンド・トーレス、山本徳郁、田中将大等が挙げられる。
注釈
- ^ a b 『新聖書辞典』いのちのことば社
- ^ 『マタイによる福音書』5章9節、『ルカによる福音書』20章36節、『ヨハネによる福音書』1章12節、『ローマの信徒への手紙』8章14-19節など。
- ^ マーティン・ロイドジョンズ『山上の説教』いのちのことば社