甦る「幻影城」

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甦る「幻影城」』(よみがえるげんえいじょう)は、探偵小説専門誌『幻影城』(1975年 - 1979年)に掲載された短編作品のアンソロジー角川書店より1997年1998年刊。全3巻。

概要[編集]

I 新人賞傑作選
全4回実施された幻影城新人賞の入選・佳作作品のうち、加藤公彦「殺人・弥三郎節」(第2回佳作)、辻蟻郎「拒まれた死」(第2回佳作)、高羽融二「異次元の構図」[1](第3回佳作)、津端英二「鶏の子(とりのこ)」(第4回佳作)を除いた8編が収録されている。
II 幻の名作
『幻影城』では、新人賞の作家以外に、『新青年』や『宝石』など、戦前・戦後の探偵小説誌で活躍した作家も新たに作品を書き下ろした。2巻には、しばらく筆を置いていた作家たちの新作が11編収録されている。
III 不朽の名作
『幻影城』刊行時にすでにベテランとして活躍していた作家、幻影城推薦新人としてデビューした作家、同時代に別の雑誌からデビューした作家など、多様な作家による11編の作品が収録されている。

収録作品[編集]

IIIのみ文庫版が刊行されている。収録内容は同じ。

脚注[編集]

  1. ^ 「I 新人賞傑作選」に掲載された幻影城新人賞の受賞者・受賞作リストでは、高羽融二「異次元の構図」(第3回佳作)がもれている。

関連項目[編集]