堊城白人

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(あしろ はくと、1954年 -)は日本推理作家福井県生まれ。[1]

1977年、探偵小説専門誌『幻影城』の第3回幻影城新人賞小説部門で「蒼月宮殺人事件」が入選しデビューしたが、デビュー作を含め2短編を発表したのみである(同時入選は、田中芳樹連城三紀彦)。

長い間、連絡が取れなくなっていたが[2]、2008年12月刊行の『幻影城の時代 完全版』に本多正一「幻の幻影城作家を求めて 蒼月宮の門前に佇んで」が掲載され、手紙・電話によるインタビューが掲載された。

作品リスト[編集]

  • 蒼月宮殺人事件(幻影城No.38、1978年1月号) - 画:村上昂(村上芳正名義)
    • 甦る「幻影城」Ⅰ 新人賞傑作選』(1997年8月、角川書店 カドカワ・エンタテインメント)
    • 『幻影城の時代 完全版』(2008年12月、講談社) - イラストも復刻されている
  • 異端焚殺 (幻影城No.42、1978年4月号) - 画:村上昂(村上芳正名義)

脚注[編集]

  1. ^ 『甦る「幻影城」Ⅰ 新人賞傑作選』(1997年8月、角川書店)の著者紹介参照
  2. ^ 1997年8月刊行の『甦る「幻影城」Ⅰ 新人賞傑作選』(角川書店)では、著作権者との連絡が取れない旨が記されていた。同じく幻影城出身の作家である竹本健治も、インタビュー「「匣の中の失楽」の頃」(2006年8月収録、『幻影城の時代 完全版』所収)で、連絡が取れなくなっていると発言している。