火曜日

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火曜日(かようび)は、月曜日水曜日の間にある曜日の始まりを日曜日と考えると3日目、週の始まりを月曜日と考えると2日目となる。

各言語での名称

ベトナム語では第3を意味する「thứ ba」が火曜日の意味にも使われるが、中国語では「星期二」もしくは「礼拜二」という。

日本語朝鮮語、また、ロマンス諸語の名称は、七曜のひとつである火星の日にちなむ。

英語Tuesdayは北欧神話の神テュールから来ている[1]

各国の火曜日

アメリカ

アメリカ合衆国では選挙投票日を火曜日に設定している。アメリカ合衆国大統領予備選挙の集中日は「ジュニア・チューズデー」や「スーパー・チューズデー」と呼ばれる。

オーストラリア

オーストラリアでは毎年11月の第1火曜日に競馬のGIレースメルボルンカップが行われる。メルボルン市内はもとより、オーストラリア全土で公休となる所が多く、国民が注目するオーストラリア最大のスポーツイベントである。

日本

サービス業

週の始まりを土曜日とすれば週の中間となり、月曜日とした場合は週明け(正確には平日の始まり)の次の日であるため、商店や飲食業など、規模の小さいサービス業では火曜日を定休日にするところがある。説としてはハッピーマンデーにより、月曜日までが稼ぎ時となるため、必然的に消費活動が小さい火曜日が定休日になることや[2] 俗説として「火の車になる」ということで縁起が悪いという理由で定休日にしている説もある。同様の傾向は不動産業者や自動車ディーラーなどでも見られる。かつては大型スーパーやデパートでも同様の理由で火曜日を定休日に設定することが多かった。これは大規模小売店舗法で規制緩和するまでは週1回の定休日を定めていたためである。ただし定休日とする曜日の設定は運営会社で定めており、床屋のようにすべての運営会社が同じ曜日に定休日としていたわけではない(ジャスコダイエーは水曜日が定休日であった)。1990年代半ば以降は大規模小売店舗法の規制緩和(後に廃止)により、年中無休とする店舗も現れるなど、状況が変化し、大手スーパーでは特売日に設定するようになった(イオン「火曜市」、西友「火曜得の市」など)。

東京都内のほとんどの美容院では火曜日が定休日である。これは東京都では「適正化規定」という、都が定めた組合が遵守する条例に基づくものである(その他の地域では月曜定休が多い)[3]

コンビニエンスストアでは新商品が続々と発売する。これは火曜日と水曜日の売り上げを元にして、最も売上の多い週末に向けて人気商品の発注を木曜日にかけることができるためである[4]

メディア

週刊誌では女性週刊誌2誌(女性自身週刊女性)の発売日である(もう1誌の女性週刊誌である女性セブンは木曜発売)。その他の週刊誌では週刊朝日サンデー毎日FLASHの発売である。一方、週刊漫画雑誌の発売は2015年時点ではない(かつては週刊少年ジャンプ週刊少年サンデーの発売日としていた)。

火曜日に関する作品

  • 漫画
    • 『毎週火曜はチューズデー』

脚注

  1. ^ S・ベアリング=グールド著、今泉忠義・訳『民俗学の話』角川文庫、1955年、60p頁。 
  2. ^ 飲食店の「定休日」の決め方ってどうするの? − 飲食店開業!個人経営の小さなお店の始め方
  3. ^ 業種ごとに決まっている!?定休日のナゾとルーツに迫る! - webR25
  4. ^ がっちりアカデミー - TBS(2011年2月18日閲覧)

関連項目