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泗川市

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慶尚南道 泗川市
位置
各種表記
ハングル: 사천시
漢字: 泗川市
片仮名転写: サチョン=シ
ローマ字転写 (RR): Sacheon-si
統計
面積: 398.26 km2
総人口: 117,362人(2012年3月31日) 人
行政
国: 大韓民国の旗 大韓民国
上位自治体: 慶尚南道
下位行政区画: 1邑7面6洞
行政区域分類コード: ?
泗川市の木: イチョウ
泗川市の花: ツツジ
泗川市の鳥: カモメ
自治体公式サイト: 泗川市
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泗川市(サチョンし)は大韓民国慶尚南道の南部にある港湾都市である。泗川湾をかかえ、湾の入口には三千浦港がある。また文禄・慶長の役における泗川の戦いなどが行われた場所でもある。市のブランドスローガンは「Rising Sacheon」。

概要

釜山から西へ95km、光州から東南東へ105kmと、両市のほぼ中間点に当たる。閑麗水道と、それから入り込む泗川湾を囲むような市域となっており、海上観光や海水浴場などがある。2006年に泗川湾の東西を結ぶ泗川大橋が開通した。

また市の北部には泗川空港が設置されており、さらに韓国航空宇宙産業の本社・工場が置かれるなど、航空の街ともなっている。人口は1980年の135,596人から2005年には111,930人まで減少したが、その後は緩やかな増加傾向が見られる。人口は泗川湾の東側に多い。2010年の外国人人口は2075人。中国およびベトナム国籍がそれぞれ500人ほどであり、日本人は36人が登録されている。

歴史

泗川市、三千浦市

  • 1956年7月8日 - 泗川郡三千浦邑・南陽面が合併し、三千浦市が発足。
  • 1995年5月10日 - 三千浦市・泗川郡が合併し、泗川市が発足。(1邑7面)

泗川郡

  • 1914年4月1日 - 郡面併合により、泗川郡および昆陽郡の一部(西面・金陽面を除く)・晋州郡の一部(東面・夫火谷面)が合併し、泗川郡が発足。泗川郡に以下の面が成立。(11面)
    • 邑内面・邑東面・邑西面・邑南面・南陽面・洙南面・文善面・杻東面・昆陽面・西浦面・昆明面
  • 1918年7月 - 洙南面・文善面が合併し、三千浦面が発足。(10面)
  • 1925年 - 邑内面が泗川面に改称。(10面)
  • 1931年4月1日 (10面)
    • 邑東面が正東面に改称。
    • 邑西面が泗南面に改称。
    • 邑南面が龍見面に改称。
  • 1931年11月1日 - 三千浦面が三千浦邑に昇格。(1邑9面)
  • 1956年7月8日 (1邑7面)
    • 三千浦邑・南陽面が合併し、三千浦市となり、郡より離脱。
    • 泗川面が泗川邑に昇格。
  • 1995年5月10日 - 泗川郡が三千浦市と合併し、泗川市が発足。泗川郡消滅。

行政

  • 泗川邑の1邑
  • 正東面、泗南面、龍見面、杻東面、昆陽面、昆明面、西浦面の7面
  • 東西洞、仙龜洞、東西錦洞、閥龍洞、香村洞、南陽洞の6洞

交通

鉄道

旅客列車が停車するのは浣紗駅のみで、ムグンファ号が1日5往復停車する。同駅は市域の北西端に近く、市街地へのアクセスとしては利用しにくい。

バス

  • 市外バス
    • 泗川市外バスターミナル 泗川空港から南へ1kmほどに位置する。 
    • 三千浦市外バスターミナル 旧三千浦市の中心に位置する。

どちらも運行路線はほぼ同じであり、晋州方面から泗川空港、泗川、三千浦と停車していくバスが多い。

泗川市外バスターミナル基準では、ソウル南部市外バスターミナルへは1時間に1本の運行で、所要時間3時間40分。釜山西部市外バスターミナルへは30~35分間隔で所要時間1時間30分。晋州からのバスは10~15分間隔で運行。その他馬山(昌原市)などへの便がある。


高速道路

  • 南海高速道路(10号線)
    • 昆陽インターチェンジ - 泗川サービスエリア - 洞インターチェンジ - 泗川インターチェンジ

空港

姉妹都市

韓国国内

韓国国外

外部リンク