検索連動型広告
検索連動型広告(けんさくれんどうがたこうこく)とは、インターネット広告の一種で、検索エンジンで一般ユーザーが検索したキーワードに関連した広告を検索結果画面に表示する広告(テキスト形式)である。
「リスティング広告」やクリック毎に広告主(クライアント)の費用が課金されること(クリック課金(PPC:Pay Per Click))から「P4P(Pay for Performance)」とも呼ばれる。
Yahoo!に買収された有料リスティングサービス専業企業・米国Overtureの「スポンサードサーチ」やGoogleの「AdWords(アドワーズ)」が有名である。
仕組み
Yahoo! JAPANにおける「リスティング広告」を例に挙げると、次のような仕組みである[1]。
- 登録
- 広告主は、「キーワード」と「広告内容」(タイトル15文字、説明文33文字)を登録する。
- 検索時の表示
- 登録された「キーワード」に一致する(あるいは関連する)キーワードが検索されると、検索結果に「広告内容」を表示する。
- 報酬の支払い
- 表示のみでは、料金は発生しない(月額料金は別)。クリックに応じて料金が発生し、広告主に料金が課されることとなる(クリック報酬型広告の形態である)。
- クリック単価と広告掲載順位
- クリックに応じて発生する料金は入札によって決められ、人気のあるキーワードはクリック単価が高騰する。さらに、入札金額によって広告の掲載順位も変動する。ただし、掲載順位の決定には品質インデックスという評価基準があるので、単純に入札金額のみには依存しない[2]。
脚注
参考文献
- オーバーチュア株式会社『オーバーチュア スポンサードサーチ 公式ガイド』インプレスR&D、2008年4月1日。ISBN 978-4844325550。