暗闇五段

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暗闇五段』(くらやみごだん)は、寺田ヒロオによる日本漫画、及びこれを原作にしたテレビドラマ。漫画は小学館週刊少年サンデーにて1963年から1964年にかけて掲載され、テレビドラマは千葉真一主演1965年から1966年に放映された。

あらすじ

柔道界において将来を嘱望されていた倉見はライバル・熊手の策略で谷川に落とされ、失明の上記憶喪失となってしまう。倉見はただひとつ残された「柔道の技」を頼りに武者修行を重ね、いつしか人から「暗闇五段」と呼ばれるようになっていった…。

テレビドラマ

くらやみ五段
ジャンル テレビドラマ
原作 寺田ヒロオ
企画 山田正久落合兼武
脚本 七条門
監督 松島稔奥中惇夫
出演者 千葉真一
小瀬朗
佐々圭子
小林幸子
オープニング 千葉真一・原少年合唱団
「くらやみ五段の唄」
エンディング 千葉真一 「瞼のうた」
時代設定 1965年 - 1966年
製作
制作 NETテレビ
放送
音声形式モノラル放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1965年9月7日 - 1966年3月1日
放送時間火曜日 19:30 - 20:00
放送分30分

特記事項:
制作東映テレビプロダクション
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くらやみ五段』 (くらやみごだん) のタイトルで主演千葉真一制作NETテレビ東映1965年9月7日から1966年3月1日の毎週火曜日19時30分から20時までの30分枠で放映された。全26話。 モノクロ作品。千葉は映画柔道一代シリーズ』(1963年 - 1964年)以来となる柔道の達人を演じた。主人公・倉見達也が失明した理由を「火事となった家から子供を救助しようとした際、炎を帯びた柱が目に直撃したため」と変更された。最終話では倉見がビルの屋上からヘリコプターに飛び移るという、後に千葉が主演するテレビドラマ『キイハンター』で見せたスタントが存在する[1]。撮影には東映動画の屋上を用いたが、ヘリコプターのローターを回しっぱなしにしていたため、動画スタッフや近隣住民から騒音に対する苦情が寄せられたと監督の奥中惇夫は証言している[1]

東映プロデューサーの山田正久は『空手三四郎』『アタック拳』と並ぶスポーツアクション三部作と位置づけており[2]、子役として後に歌手となった小林幸子もレギュラーキャストとして出演している。本作のポジフィルムは第1話のみ現存している。

キャスト

スタッフ

主題歌

「くらやみ五段の唄」

「瞼のうた」

NETテレビ 火曜日 19:30 - 20:00
前番組 番組名 次番組
くらやみ五段
(1965年9月 - 1966年3月)

脚注

  1. ^ a b 破李拳竜「紘道館サーガ弐 奥中惇夫監督インタビュー」『宇宙船』Vol.1122004年5月号、朝日ソノラマ、2004年5月1日、117 - 118頁、01843-05。 
  2. ^ 全怪獣怪人』 上巻、勁文社、1990年3月24日、238頁。ISBN 4-7669-0962-3。C0676。 

外部リンク