愛媛大学教育学部附属中学校

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国の登録有形文化財となっている講堂(章光堂)

愛媛大学教育学部附属中学校(えひめだいがくきょういくがくぶふぞくちゅうがっこう)は、愛媛県松山市にある国立中学校。1学年あたりの定員が160名で、全校生徒は約480人。

概要

沿革

  • 1947年 - 愛媛師範学校男子部附属中学校、愛媛師範学校女子部附属中学校を創設。
  • 1948年 - 両附属中学校を合併し、愛媛師範学校附属中学校と改称。
  • 1950年 - 愛媛大学愛媛師範学校附属中学校と改称。
  • 1951年 - 愛媛大学教育学部附属中学校と改称。
  • 1963年 - 現在地に移転。
  • 2008年 - 連携型中高一貫校の愛媛大学附属高等学校が開校。

主な施設

  • 講堂(章光堂)
松山高等学校の講堂として大正11年に建設され、平成10年に国の登録有形文化財(建造物)に登録される。外見はうぐいすいろルネサンス風建築。毎週の学校朝礼の他、多くの学校行事がこの講堂で行われる。
また、平成24年夏より耐震化を目的とした大規模な工事が約半年にわたり行われ、今までビニールクロスで覆っていた床は木の床になった。これは、章光堂建設当初のものと同じである。そして、改修工事に伴いカーテンも新しくなった。こけら落としは「平成24年度卒業記念音楽会」である。
  • 音楽堂・音楽室
校舎に隣接するかたちで放送室、音楽室、音楽堂と並んでいる。ただし、放送室は前は現在の保健室の一部にあったが、平成24年度の工事により第2音楽室に放送室が移った。音楽室には小部屋(練習室)が4つある。内のひとつはコーラス部の部室。音楽室は冷暖房がもともと完備されている。その音楽室の横に並ぶかたちで音楽堂がある。主に吹奏楽部が使用する。2階建て。
  • その他
冷房が平成18年度になって設置された(ヒーターについては昭和44年度には設置が完了していた)。また、校舎の老朽化が進んでおり、平成18年度には生徒玄関を含む校舎の約半分が取り壊され、同年度3月16日に新校舎が完成した。職員室は存在せず、代わりに各教科別々の「研究室(国語研究室、理科研究室など)」がある。工事期間中、3年生は仮棟で学習を行っていた。

学校行事

  • 青葉写生大会
1年生は校内、2、3年生は校外に出て行われる。毎年、各学年から青葉賞、青葉大賞が選出され、大賞は生徒の代表により選ばれる。また附中祭で全校生徒の作品が講堂に飾られる。
  • 附中祭
文化的行事と体育的行事に分かれる。体育的行事は必ず20人21脚や40人全員リレーが行われ、クラスごとに速さを競う。半日で終わる行事。20人21脚は人気種目であったが、怪我人が毎年多発するため2007年の附中祭を最後に廃止された。
また、体育的行事の表彰とともに、青葉大賞の表彰も行われる。
  • 運動会
附中祭とは異なり、1日使って行われる体育的行事。附属中ならではの種目として、教育実習生全員による種目がある。行進、クラス全員によるみんなでジャンプ(長縄)、プログラム最後の3年生によるフォークダンスが見もの。また、ミス附中・ミスター附中という個人種目があり、ミスはフラフープを競い、ミスターは20kgの錘を持ち上げ持久戦となる。見た目の良さを競うものではない。
  • 校内持久走大会
1月頃に行われる行事。男子は3km、女子は2km走る。ルートには隣接する附属小学校のグラウンドも入っている。また、ゴール後には1人1本スポーツドリンクが支給される。本番間近には放課後に30分程練習時間が設けられる。
  • 卒業記念音楽祭
本校の伝統行事。1、2学年がそれぞれ課題曲、自由曲を1曲ずつ決めて合唱する。3年生のみ学年全体で6〜8曲を合唱する。卒業式前日に行われる。

著名な出身者

関連項目

外部リンク

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