ペリー・メイスン
『弁護士ペリー・メイスン』(Perry Mason)は、アメリカ合衆国の作家E・S・ガードナーが創作した法廷弁護士が活躍する推理小説および、これを原作とするラジオドラマや映画、テレビドラマシリーズである。
概要
ペリー・メイスンは刑事事件専門の弁護士であるが、依頼人である被告人が無罪という確信がなければ引き受けないことを信条としている。毎回引き受けた事件を捜査して依頼人の無実を実証するのが、このシリーズのセオリーである。女性秘書のデラ・ストリートと探偵のポール・ドレイクの協力で、法廷で検察官と対決していく課程がこの物語の山場である。小説は1933年に初登場作『ビロードの爪』から作者死後の1976年まで82編(日本語版)が出版された。
連続ラジオドラマがCBSラジオで1943年から1955年まで放送された。連続テレビシリーズがレイモンド・バー主演によって1957年から1966年までCBS系で放映された(最終回のみカラー放送)。また1985年から再びレイモンド・バー主演によるテレビムービーシリーズ「新・弁護士ペリー・メイスン」が製作され、日本でもNHKなどで放送された。
スタッフ
- 製作総指揮:フレッド・シルバーマン、ディーン・ハーグローヴ
- 制作:ビアコム・プロダクションズ、インターメディア・プロダクションズ(アメリカ)
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |||
---|---|---|---|---|---|
フジ版 | TBS版 | NET版 | NHK版 | ||
ペリー・メイスン | レイモンド・バー | 佐藤英夫 | 若山弦蔵 | 鈴木瑞穂 | |
デラ・ストリート | バーバラ・ヘイル | 藤野節子 | 佐野タダ枝 | 瀬能礼子 | 藤波京子 |
ポール・ドレイク | ウィリアム・ホッパー | 松宮五郎 | 北村憲司郎 | 中村正 | 出演なし |
ポール・ドレイクJR. | ウィリアム・カット | 出演なし | 堀秀行 | ||
マイケル・レストン検事 | デイヴィッド・オグデン・スティアーズ | 家弓家正 |
- 放送順はフジテレビ→TBS→NET(現・テレビ朝日)
- NHK版は『新・弁護士ペリーメイスン』の吹き替え
- 日本語版スタッフ(NHK版)
- 台本:高間俊子、志賀和泉、中島多恵子、演出:壺井正、調整:猪飼和彦、高橋久義、久保耕吾、清水幸治、渡辺基
フジテレビ系 金曜20時枠(1959年3月6日 - 1961年8月25日) | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
(開局前)
|
ペリー・メイスン
(フジテレビ版第1シリーズ) |
|
フジテレビ系 金曜20時枠(1962年1月5日 - 10月12日) | ||
誇り高き男たち
|
ペリー・メイスン
(フジテレビ版第2シリーズ) |
|
TBS系 日曜20時枠 | ||
ペリー・メイスン
(TBS版) |