平岩米吉

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  1. 動物研究者の平岩米吉。本項で詳述。
  2. 明治の将棋棋士七段・平岩米吉(1831年-1912年)。本項人物の父。連珠七段でもあり、また、「六代目平岩甚助」の名で豪商、亀戸村長としても知られた[1]

平岩 米吉(ひらいわ よねきち、1898年2月4日 - 1986年6月27日)は、東京市生まれの在野の動物学者、作家。「動物文学」を主催。

研究対象は、の生態、またそれらの歴史や彼らの飼い主である人間側の民俗史など。

長女の平岩由伎子(ひらいわ ゆきこ、1927年 - )は、雑誌「動物文学」を継承している。

生涯

  • 1898年2月4日、亀戸の江戸時代からつづいた裕福な竹問屋の六男として生まれる。

10代から20代にかけては、連珠短歌、登山に熱中。連珠では七段にまでのぼった。 また、川端玉章日本画を師事する他、動物学、心理学国文学仏教などを独学。

著書

  • 『私の犬 動物文学随筆集』教材社, 1942 築地書館, 1991
  • 『動物とともに』編. 筑摩書房, 1956
  • 『犬の生態』(観察と実験文庫) 同和春秋社, 1956 築地書館, 1989
  • 『動物を愛した人びと』(おはなし博物館 山本耀也 絵. 実業之日本社, 1965
  • 『犬を飼う知恵』池田書店, 1972 築地書館, 1999
  • 『犬の行動と心理』池田書店, 1976 築地書館, 1991
  • 『狼 その生態と歴史』動物文学会, 1981 築地書館, 1992
  • 『犬の歌 平岩米吉歌集』動物文学会, 1982
  • 『猫の歴史と奇話』動物文学会, 1985 築地書館, 1992
  • 『犬と狼』築地書館, 1990

論文

評伝

脚注

注釈

出典

  1. ^ 東公平 『近代将棋のあけぼの』 河出書房新社、P.9~。

外部リンク