岩永千明
岩永千明 | |
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基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 佐賀県 |
生年月日 | 1982年8月3日(42歳) |
血液型 | A型 |
騎手情報 | |
所属団体 | 佐賀県競馬組合 |
所属厩舎 | 山下定文 |
勝負服 | 胴赤・白菱山形一本輪、袖青・白縦縞 |
初免許年 | 2004年 |
免許区分 | 平地競走 |
騎手引退日 | 2021年11月30日 |
岩永 千明(いわなが ちあき、1982年8月3日 -)は、日本の地方競馬元騎手(佐賀競馬場・山下定文厩舎所属)。勝負服の柄は胴赤・白菱山形一本輪、袖青・白縦縞。勝負服の柄については、デビュー当時の兄弟子である牧野孝光騎手の柄を参考に自分で考案した。
来歴
[編集]佐賀県出身。地方競馬教養センター騎手課程第79期生[1]を経て、2004年3月31日付けで地方競馬騎手免許を取得[2]。荒尾競馬組合・幣旗吉治厩舎の所属となる。
2004年4月28日第2回荒尾競馬1日目第1競走サラブレッド系C-19組条件戦コアレスパンチで初騎乗(6頭立て2番人気3着)。同年5月26日第3回荒尾競馬2日目第3競走3歳条件戦をテイエムムサシ(6頭立て1番人気)に騎乗し、デビュー22戦目で初勝利[3]。
2004年10月20日荒尾競馬場で実施された全日本レディース招待競走総合優勝(11人中)[4][5]。
2005年3月15日当時の女性騎手最速記録となる通算30勝達成。[6]
2005年3月21日第19回全日本新人王争覇戦出場(11人中4位)[7][8]。同年11月22日荒尾競馬場で実施された全日本レディース招待競走総合優勝(12人中)[9]。
2006年レディースジョッキーズシリーズ出場(10人中10位)[10][11]。
2007年1月2日第13回荒尾競馬6日目第9競走サラブレッド系C-9組条件戦ニシノシャダイに騎乗していたが落馬、負傷した。脳挫傷と脊椎圧迫骨折で全治3ヶ月と診断され、約2ヶ月間は寝たままの状態だったが6月調教での騎乗を再開。同年7月2日第4回荒尾競馬4日目第1競走サラ系C-21組条件戦エンゼルティアラで騎乗を再開した(8頭立て5番人気4着)[12][13][14]。
同年9月18日第8回荒尾競馬1日目第2競走サラブレッド系C-28組条件戦をテイエムヒトツボシで勝利(5頭立て1番人気)し、復帰後初勝利[15]。同年レディーズジョッキーズシリーズ出場(11人中8位)[16][17][18]。
2008年8月26日第6回荒尾競馬2日目第6競走サラ系C-13組条件戦をルレーヴで勝利(6頭立て3番人気)し、1134戦目で地方競馬通算100勝達成[19][20][21]。同年レディーズジョッキーズシリーズ出場(10人中5位)[22]。
2009年8月9日には韓国・釜山慶南競馬場で開催された「第1回KRA国際女性騎手招待競走」に宮下瞳(名古屋)、別府真衣(高知)と共に日本代表として出場。同年8月7日釜山慶南競馬場第9競走でRaon Championに騎乗し、海外初騎乗(13頭立て5番人気8着)。招待競走では8番人気のOreumak(オルマク)に騎乗し3着となった[23]。
2010年レディーズジョッキーズシリーズでは第4戦まで1位と20ポイント差の6位であったが最終ラウンドの地元荒尾で連勝し逆転優勝となった。
2011年12月2日、第12回荒尾競馬第2日目第6競走の『ユリゆららユリユリ大レースC9組』(サラ系一般、ダート1,400m)にて、自厩舎のクンチャンに騎乗して1位入線し、通算200勝を達成した[24]。
2011年限りで荒尾競馬が廃止になったことに伴い、師匠の兄にあたる幣旗吉昭ら3人の調教師とともに2012年1月1日付けで佐賀県競馬組合に移籍することとなり、故郷でもある佐賀競馬場を本拠地として活動することとなった[25]。佐賀競馬に所属する女性騎手は、1998年3月に引退した伊藤千織以来、約14年ぶりとなる。
NARグランプリ2014で、優秀女性騎手賞を初受賞した[26]。
2016年3月6日、第22回佐賀競馬6日目第5競走でダンシングダンサーに騎乗していたが、落馬事故により重傷を負った[27]。その後は療養とリハビリに努め、2017年1月9日に行われたレディーズジョッキーズシリーズ佐賀ラウンドの騎手紹介式でファンの前で挨拶を行った[28]。その後、調教への復帰やイベントでの誘導馬騎乗などを経て、2019年6月13日、同月15日から3年3か月ぶりに復帰することが主催者から発表された[29][30]。同年6月15日第6回佐賀競馬1日目第6競走でカゼノオーで騎乗を再開した(11着)[31]。
同年7月15日第8回佐賀競馬第2日第2競走サラブレッド系C2-10組をノーブルクィーンで勝利(11頭立て2番人気)し、復帰後初勝利[32]。
2020年12月18日、佐賀競馬第1競走を勝利し、4614戦目で地方通算400勝を達成した[33]。
2021年11月19日、11月30日付けで騎手を引退することが佐賀競馬より発表された[34]。
脚注
[編集]- ^ 第79期騎手候補生修了式 - 地方競馬情報サイト
- ^ 平成15年度第4回調教師・騎手免許試験新規合格者発表 - 地方競馬情報サイト
- ^ ・5月26日・ - 荒尾競馬公式サイト
- ^ 全日本レディース招待競走(荒尾) - えるえるさいず
- ^ 2004全日本レディース招待競走(2004.10.20 荒尾競馬場)
- ^ [1]
- ^ 全日本新人王争覇戦 - えるえるさいず
- ^ 伊藤千尋騎手が新人王に - netkeiba.com
- ^ 全日本レディース招待競走(荒尾)の結果 - 地方競馬情報サイト
- ^ レディースジョッキーズシリーズスペシャルコンテンツ - 地方競馬情報サイト
- ^ Ladies Jockeys Series 2006 - おうまのアイコン wire-to-wire ~競馬のドット絵・無料HP素材専門サイト~
- ^ めざせ復帰後初勝利!岩永千明【2007夏の荒尾#02】 - ケイバの復習
- ^ 岩永千明騎手(荒尾競馬) - ban9-w@lker
- ^ 危険と闘う女性ジョッキー 岩永はへこたれない - Sponichi Annex
- ^ Lady Jockeys Mailmagazine-1504 - まめ~る
- ^ レディースジョッキーズシリーズ2007開催決定 - 地方競馬情報サイト
- ^ レディーズジョッキーズシリーズ公式サイト - 地方競馬情報サイト
- ^ プレイバック - LJS レディース・ジョッキー・シリーズ 2008
- ^ 岩永千明騎手(荒尾)地方競馬通算100勝達成 - 地方競馬情報サイト
- ^ 荒尾の岩永千明騎手、地方通算100勝達成 - netkeiba.com
- ^ 岩永千明jk、地方通算100勝達成! - 荒尾競馬 WEBSITE
- ^ ポイント表 - LJS レディース・ジョッキー・シリーズ 2008
- ^ 【クローズアップ】宮下瞳騎手 KRA国際女性騎手招待競走を制す! - web Furlong
- ^ 岩永千明騎手通算200勝達成! 荒尾競馬組合プレスリリース 2011年12月2日閲覧
- ^ 荒尾の岩永騎手、佐賀競馬へ 通算200勝達成 熊本日日新聞 2011年12月3日閲覧
- ^ “『NARグランプリ2014』表彰馬・表彰者決定”. 地方競馬全国協会 (2015年1月13日). 2015年7月9日閲覧。
- ^ なお、負傷した岩永の収容作業のため、予定されていた第6競走が取りやめとなっている。
- ^ LVR佐賀ラウンド - 地方競馬元ジョッキー 赤見千尋のRedView(オッズパーク)2017年1月16日
- ^ 岩永千明騎手 3年3か月ぶりに復帰! - さがけいばニュース(佐賀競馬)2019年6月13日
- ^ 佐賀競馬の岩永千明騎手が3年3カ月ぶりに復帰 - サンスポZBAT!競馬 2019年6月13日
- ^ 岩永千明騎手 本日復帰(本人コメント有)について - さがけいばニュース(佐賀競馬)2019年6月15日
- ^ 岩永千明騎手 復帰後初勝利! 佐賀県競馬組合・2019年7月15日・2020年2月5日閲覧
- ^ “【地方競馬】佐賀の岩永千明騎手が通算400勝達成 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2020年12月20日閲覧。
- ^ “佐賀競馬所属騎手の引退について”. さがけいば. 2020年11月20日閲覧。