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岩松ダム

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岩松ダム
岩松ダム
所在地 北海道上川郡新得町屈足
位置
岩松ダムの位置(日本内)
岩松ダム
北緯43度11分49秒 東経142度56分11秒 / 北緯43.19694度 東経142.93639度 / 43.19694; 142.93639
河川 十勝川水系十勝川
ダム湖 岩松湖
ダム諸元
ダム型式 重力式コンクリートダム
堤高 37.2 m
堤頂長 190.5 m
堤体積 78,000
流域面積 788.0 km²
湛水面積 102.0 ha
総貯水容量 9,026,000 m³
有効貯水容量 4,131,000 m³
利用目的 発電
事業主体 北海道電力
電気事業者 北海道電力
発電所名
(認可出力)
岩松発電所(12,600kW)
施工業者 鹿島建設
着手年/竣工年 1939年/1941年
出典 [1]
備考 日本発送電施工
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岩松ダム(いわまつダム)は北海道上川郡新得町一級河川十勝川本流上流部に作られたダムである。

北海道電力が管理する発電専用ダムで、高さ37.2メートル重力式コンクリートダム。戦前日本発送電が十勝川水系の電源開発計画を進めるために建設された、十勝川本流最初にして十勝川水系における本格的なハイダムである。ダム下流において最大1万2,600キロワット水力発電を行う。ダムによって形成された人造湖岩松湖(いわまつこ)と命名された。

沿革

目的

岩松湖

発電を主目的として建設されたダムだが、上流に十勝ダムがなかった頃は上流からの土砂の流入が激しく、昭和50年代末には湖の水量が1/3ほどになってしまい、発電量も70%ほどに落ちてしまった。そのため大規模な浚渫工事が行われ、発電量はなんとか回復したが、湖にいた魚にかなりの被害がおよび、昔は「ヤスで突くほどいた」というイトウの姿がほとんど見られなくなってしまった。

付近を通るメインルートは道道718号線。ダムの近辺で分かれる道をさかのぼっていくとオソウシ温泉という一軒宿の温泉がある。

関連項目

参考資料

外部リンク