岡澤セオン
個人情報 | |||||||||||||||||||||
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生誕名 | 岡澤 セオンレッツクインシーメンサ | ||||||||||||||||||||
フルネーム | 岡澤 セオンレッツクインシーメンサ | ||||||||||||||||||||
国籍 | 日本 | ||||||||||||||||||||
生誕 | 1995年12月21日(28歳)[1] 山形県山形市 [1] | ||||||||||||||||||||
身長 | 179 cm (5 ft 10 in) [1] | ||||||||||||||||||||
スポーツ | |||||||||||||||||||||
競技 | ボクシング | ||||||||||||||||||||
階級 | ウェルター級 | ||||||||||||||||||||
所属 | INSPA | ||||||||||||||||||||
特徴 | 左ボクサー [1] | ||||||||||||||||||||
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岡澤 セオン(おかざわ セオン、1995年12月21日 - )は、日本の男子アマチュアボクシング選手。山形県山形市出身。中央大学法学部卒業。INSPA所属。2021年世界選手権ウェルター級金メダリスト。
来歴
ガーナ人の父と日本人の母の間に生まれ、本名は岡澤セオンレッツクインシーメンサ[2](OKAZAWA Sewonrets Quincy Mensah[3])。小・中学校では9年間レスリングに熱中した。レスリングでの五輪出場を目指し、高校でも競技を続けるつもりだったが入試に失敗。レスラーとしての道を失い、進学した日本大学山形高等学校ではラグビー部か陸上部に入部しようと考えていたところ、先輩に目をつけられほぼ強制される形でボクシング部へ入部した[2]。しかし、3年時に山形県高校総体のライト級を制覇すると、国体でも5位入賞を果たした。
中央大学進学後も1年時に全日本選手権と国体のライトウェルター級に出場し、国体では3位入賞。4年時には国体準優勝。
大学卒業後はボクシングを引退するつもりで就職先も内定していたが、鹿児島県体育協会から2020年の鹿児島国体に向け強化指導員兼選手として誘われると、卒業後もボクシングを続ける道を選んだ[2][4] 。2018年の全日本選手権で初優勝[5]。
2019年、アジア選手権に出場し、日本人では36年ぶりとなるウェルター級銀メダルを獲得した[6]。同年の世界選手権にも出場したが、準々決勝で敗れてメダルを逃した[7]。同年の全日本選手権では2012年ロンドン五輪代表の鈴木康弘を破って連覇を達成し、大会MVPも獲得した[8]。
2020年の東京五輪アジア・オセアニア大陸予選では5位決定戦に回ったものの、これに勝利して五輪出場権を獲得した[9]。
2021年2月11日、国立代々木競技場で開催のチャリティーボクシングイベント『LEGEND』で日本スーパーライト級ユース王者・佐々木尽と対戦した[10]。
2021年4月に鹿児島県体育協会からINSPA[注 1]に移籍した[11]。7月の東京オリンピックボクシング競技男子ウェルター級では2回戦に進んだが、金メダルを獲得したロニエル・イグレシアス(キューバ)に2-3で判定負けした[12]。11月にセルビアの首都ベオグラードで開催された世界選手権のウェルター級に出場。同選手権では日本人初となる金メダルを、バンタム級の坪井智也と共に獲得した[13]。
2022年7月、カザフスタンの首都ヌルスルタンで開催された第1回エロルダ杯国際トーナメントのライトミドル級に出場して銀メダルを獲得した[14]。
2022年11月、ヨルダンの首都アンマンで開催されたアジア選手権のライトミドル級に出場して初戦で敗退した[15]。
人物
- 父が名付けたセオンという名前は、古代エジプトの戦いの神セトに由来する[2]。
- 日大山形高校では、定期試験で校内3位以内を維持していた[1]。
- INSPAに移籍後はスポンサー収入だけで活動する「プロのアマチュアボクサー」となり、日本ボクシング連盟の協力のもと自ら支援相談に出向くなど約20社の企業からサポートを受けて、遠征やケアの費用も自費で賄っている[16]。連盟からはアマチュアボクサーのロールモデルになることを期待されている[16]。2021年10月に株式会社スポーツビズとマネジメント業務契約を結んだ[17]。
- 移籍後も鹿児島県鹿屋市を拠点としており、2021年12月には「鹿屋の人たちには試合だけでなく普段の生活も支えてもらっているので、本当に感謝してもしきれない」と語った[18]。
- 大学の1年先輩に当たる但馬ミツロを目標に挙げている[19]。
獲得タイトル
- 第21回AIBA世界ボクシング選手権(2021年ベオグラード)ウェルター級金メダル
- 第30回アジアアマチュアボクシング選手権(2019年バンコク)ウェルター級銀メダル
- 第88回全日本ボクシング選手権大会(2018年茨城)ウェルター級優勝
- 第89回全日本ボクシング選手権大会(2019年鹿児島)ウェルター級優勝
脚注
- ^ 全国でフィットネスジムなどを経営する企業。
出典
- ^ a b c d e 善理俊哉 (2021年7月23日). “【TOKYO2020 ボクシング】日本代表名鑑 Vol.1 岡澤セオン「五輪ボクシングをおもしろいと思ってもらうために優勝したい」”. ボクシング・マガジン. 2021年11月13日閲覧。
- ^ a b c d “岡澤セオン:「偉大なる強さ」を追求するボクサーは、不良の先輩と年下の天才高校生から大きな影響を受けた【アスリートの原点】”. オリンピックチャンネル. (2020年5月19日) 2021年1月30日閲覧。
- ^ “東京2020オリンピック”. NHK. 2021年11月12日閲覧。
- ^ “偶然を好機に変えた岡沢、巻き返し誓う ボクシング男子ウエルター級”. 河北新報 (2021年7月28日). 2021年9月13日閲覧。
- ^ 岡沢 セオン (おかざわ せおん) |ボクシング|選手プロフィル|東京五輪・パラリンピック|ニュースサイト:時事ドットコム (2020年3月13日) 2021年5月20日閲覧。
- ^ “【36年ぶり!岡澤銀メダル獲得】2019アジア選手権大会(試合結果4/26決勝,結果4/25・23・22・21・20・19)”. 一般社団法人日本ボクシング連盟 (2019年4月26日). 2021年1月30日閲覧。
- ^ “【世界選手権】岡澤、メダルを逃す。欧州の絶対王者に惜敗”. 一般社団法人日本ボクシング連盟 (2019年9月19日). 2021年1月30日閲覧。
- ^ “岡澤セオンMVP 全日本選手権&五輪国内最終選考 田中亮明、堤駿斗、成松大介ら激戦制す”. Boxing News. (2019年11月25日) 2021年1月30日閲覧。
- ^ “【ボクシング】東京五輪アジア・オセアニア大陸予選最終日、結果・談話|岡澤セオンが東京五輪出場!…並木月海、入江聖奈は銀メダル”. オリンピックチャンネル. (2020年3月12日) 2021年1月30日閲覧。
- ^ “チャリティーボクシングイベント『LEGEND』これは凄いイベント!キービジュアル解禁”. PR TIMES (2021年2月8日). 2022年1月6日閲覧。
- ^ “ボクシング五輪代表の岡沢 新たな所属先決定”. 西日本スポーツ. 西日本新聞社 (2021年3月23日). 2021年5月20日閲覧。
- ^ “岡沢が2回戦敗退 ボクシング〔五輪・ボクシング〕”. jiji.com(時事通信社) 2021年7月27日閲覧。
- ^ “ボクシング男子 世界選手権 坪井智也と岡澤セオンが金メダル”. NHK. (2021年11月6日) 2021年11月6日閲覧。
- ^ “【エロルダ杯】並木月海が金メダル獲得!岡澤セオンも銀”. 日本ボクシング連盟 (2022年7月5日). 2022年7月5日閲覧。
- ^ “最後の国際大会準優勝の入江聖奈が帰国「次は笑顔で終わりたい」 日本女子初優勝の木下鈴花はパリ五輪視野”. スポニチ (2022年11月14日). 2022年11月14日閲覧。
- ^ a b THE ANSWER編集部・浜田 洋平 (2021年11月30日). “日本のアマボクシングが強くなった理由 山根政権の“金の流れ”を変えた連盟の改革”. Yahoo! News. THE ANSWER. 2021年11月30日閲覧。
- ^ “アマチュアボクサー岡澤セオン選手とマネジメント契約締結のご報告[2021.10.17]”. スポーツビズ (2021年10月17日). 2021年12月14日閲覧。
- ^ “ボクシング世界選手権で日本人初の金メダル 岡澤セオン選手が練習公開 鹿児島・鹿屋”. FNNプライムオンライン. 鹿児島テレビ (2021年12月7日). 2021年12月10日閲覧。
- ^ “連載第58回・ボクシング部”. 中央大学 2022年4月30日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 岡澤セオン (@5678243) - X(旧Twitter)
- 岡澤セオン (@made.in.yamagata) - Instagram
- 岡澤セオン - 公式サイト
- 所属アスリート 岡澤セオン - スポーツビズ所属アスリート プロフィール