山岳鉄道

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マッターホルンを背に走るゴルナーグラート鉄道

山岳鉄道(さんがくてつどう)とは山岳地帯を走る鉄道である。山岳鉄道特有の急勾配急曲線等の路線を走るため、車両は特殊な構造が多い。急曲線を通過するためや、建設経費削減のため、山岳鉄道には狭軌軌道が多い。

鉄道は車輪とレールの摩擦力によって推進するが、山岳鉄道は急斜面を走るため、重力が摩擦力を上回ることにより、列車が線路を登れない可能性がある。実際にはこの粘着力が山を登る時よりも、降るときのブレーキの能力にも影響し、急勾配で降るいくつかの山岳鉄道はレール、車輪は標準であるが、電磁吸着ブレーキなどの強力なブレーキを使用する。

また、通常の車輪とレールでは登ることが困難な急勾配ではラック式鉄道が用いられる場合もある。実用例は少ないが、ラック式の代わりにフェル式が利用されることもあった。それでも登るのが困難な場合、ケーブルカーが用いられることが多い。

山岳鉄道一覧

欧州・アフリカ・中近東

イギリス

イタリア

オーストリア

  • マリアツェル鉄道 en:Mariazellerbahn
  • ポストリンベルク鉄道 (Pöstlingbergbahn)[1]
  • シャフベルク鉄道 (Schafbergbahn)
  • シュネーベルク登山鉄道 (Schneebergbahn)

ギリシャ

スイス

スペイン

ドイツ

ノルウェー

フランス

マン島


アジア・大洋州

インド

オーストラリア

中国

台湾

日本

ニュージーランド


北米・中南米

アメリカ

アルゼンチン

カナダ

コロンビア

チリ

ブラジル

ボリビア

  • アリカ・ラパス鉄道

ペルー

関連項目

参考

  1. ^ Linz - Tourismus - Pöstlingbergbahn”. 2010年7月31日閲覧。

外部リンク