小菅ケ谷
小菅ケ谷(こすがや、英: Kosugaya)は横浜市栄区の町名。一丁目から四丁目があり、住居表示未実施でごく狭い面積の小菅ケ谷町が隣接する[1]。郵便番号は小菅ケ谷が247-0007、小菅ケ谷町が247-0001。
沿革
かつての相模国鎌倉郡小菅ヶ谷村を中心とした地域で、この地に荘田を置いた北条泰時の娘の名に由来する[2]。1889年(明治22年)に笠間・中野・鍛冶ヶ谷・公田・上野・桂の各村と合併、本郷村となる。1938年(昭和13年)、現在の小菅ケ谷・桂町・柏陽を含む一帯に第1海軍燃料廠が建設された。1939年4月1日に横浜市戸塚区に編入され、戸塚区小菅ケ谷町が新設された[3]。海軍燃料廠は終戦後大船PXとして接収され、1965年から1967年にかけて返還された。1986年に、分区により栄区小菅ケ谷町となる。1994年から1996年にかけて3度にわたり、小菅ケ谷町・笠間町、桂町、公田町、中野町、飯島町、鍛冶ケ谷町の一部[2]に住居表示を実施、小菅ケ谷1~4丁目が新設された。小菅ケ谷町の一部は1994年に新設された小山台の全域、1989年に新設された本郷台、1995年に新設された柏陽の各一部となっている[2]。
地理
栄区中部に位置し、北は港南区上永谷町・野庭町、東は小山台・鍛冶ケ谷町、南東は鍛冶ケ谷・柏陽、南はいたち川を挟み桂町・笠間町、西は飯島町、北西は本郷台に隣接する。南部にJR根岸線本郷台駅があり、駅東側を南北に都市計画道路桂町戸塚遠藤線、町の北部を東西に環状3号線が通る。駅の南側が1丁目、駅北側を含む南西部が2丁目、東部が3丁目、北部が4丁目となっており、2丁目と飯島町の間および3丁目と鍛冶ケ谷町の間の2ヶ所、いずれもごく狭い一角に小菅ケ谷町がある。小菅ケ谷町は面積0.002km2で、横浜市で最も小さい町である[4]。1丁目は松坂屋ストアと富士シティオの2軒のスーパーマーケットのほか金融機関や高層住宅、地球市民かながわプラザなどがあり、栄区の玄関口となっている。
世帯数 | 人口 | 住居表示実施年月日 | |
---|---|---|---|
小菅ケ谷一丁目 | 2,693 | 5,670 | 1994年9月26日 |
小菅ケ谷二丁目 | 1,431 | 3,248 | |
小菅ケ谷三丁目 | 1,450 | 3,647 | 1995年10月16日 |
小菅ケ谷四丁目 | 807 | 2,156 | 1996年10月21日 |
小菅ケ谷町[表注 2] | ※ | ※ | 未実施 |
計[表注 2] | 6,381 | 14,721 | |
栄区計 | 54,890 | 126,878 |
地価
住宅地の地価は、2014年(平成26年)1月1日の公示地価によれば、小菅ケ谷1-7-30の地点で25万7000円/m2となっている。栄区内で最も地価が高い。[5]
脚注
- ^ 横浜市栄区の町名一覧(横浜市役所) (PDF) 2010年6月17日閲覧
- ^ a b c 栄区の町名とその由来(栄区役所)
- ^ 『栄区制10周年記念誌 ふれあいと人の和を育んで』1997年 栄区制10周年記念事業実行委員会編
- ^ 『横浜の町名』横浜市市民局総務部住居表示課、1996年12月発行
- ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
参考資料
- 『県別マップル 神奈川県広域・詳細道路地図』2006年4刷 昭文社 ISBN 9784398626998