専西寺 (文京区)

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専西寺
所在地 東京都文京区向丘2-26-9
山号 一向山
宗派 真宗大谷派
本尊 阿弥陀如来
創建年 承元元年(1207年
開山 専西坊
中興年 寛永3年(1627年
中興 正入
公式サイト 真宗大谷派専西寺
法人番号 5010005000411 ウィキデータを編集
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専西寺(せんさいじ)は、東京都文京区にある真宗大谷派寺院

歴史[編集]

1207年承元元年)、専西坊によって開山された。専西坊は源義家の末裔で、親鸞聖人の下で出家し、鎌倉雪ノ下で「一向山専西坊」と称する草庵を結んだ。これが当寺の起源である[1]

1627年寛永3年)、正入によって江戸湯島に移転し「一向山専西寺」として中興した[1]

ところが1682年天和2年)に火災に遭い、その後の再建が認められなかったため、廃寺となった。当時の住職恵皆法師は代々木正春寺の住職となった。1692年元禄5年)にようやく再建が認められ、駒込の地に再建された。1719年享保4年)に現在地に移転した[1]

正春寺寺伝による異伝[編集]

正春寺に伝わる寺伝によると、専西寺の由来は下記の通りという[2]

専西寺は元々湯島にあり、天台宗の寺院であった。1620年元和6年)、専西寺の正入が新たに代々木の地に「専西寺」を創建し、1627年(寛永3年)に浄土真宗に転宗したという。

1682年(天和2年)の湯島専西寺の火災により、代々木専西寺が「専西寺」として一本化され、1692年(元禄5年)に「正春寺」に改称したという。

寺宝等[編集]

交通アクセス[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 本郷仏教会寺院誌編纂委員会 編『本郷の寺院―街と寺誌』本郷仏教会、1984年、158-160p
  2. ^ 渋谷区 編『新修渋谷区史 (中巻)』渋谷区、1966年、1189-1211p

参考文献[編集]

  • 渋谷区 編『新修渋谷区史 (中巻)』渋谷区、1966年
  • 本郷仏教会寺院誌編纂委員会 編『本郷の寺院―街と寺誌』本郷仏教会、1984年

関連項目[編集]

外部リンク[編集]