国道321号

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一般国道
国道321号標識
国道321号
路線延長 84.2 km(総延長・実延長)
制定年 1970年指定
起点 高知県四万十市北緯32度58分48.30秒 東経132度55分38.76秒
主な
経由都市
高知県土佐清水市
終点 高知県宿毛市北緯32度56分0.25秒 東経132度43分11.54秒
接続する
主な道路
記法
国道56号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
終点である国道56号(国道320号が重複)との交差点(高知県宿毛市)。
高知県宿毛市を通る国道321号。撮影地点より手前にある交差点が終点。

国道321号(こくどう321ごう)は、高知県四万十市から同県土佐清水市を経由して同県宿毛市に至る一般国道である。

概要

高知県南西部の海岸沿いに走る四国最南端の国道である。四万十市から伊豆田峠(いつたとうげ)を経て土佐清水市に至る区間は足摺岬へのメインルートの一部であり、早くから改修が進んでいたが、一方で土佐清水市と大月町にまたがる叶崎(かなえざき)前後はこの路線きっての難所として知られた。現在では後者の区間も片側1車線幅に整備され、「足摺サニーロード」の愛称を持つ四国地方有数の観光国道となっている。

路線データ

一般国道の路線を指定する政令[1]に基づく起終点および経過地は次のとおり

歴史

路線状況

“南国の陽光を浴びて走る”という路線特性と路線番号の321(サニイ)にちなみ、1987年昭和62年)に足摺サニーロードの愛称が与えられている[5]

1994年には伊豆田峠に新トンネルが開通し、その後、旧トンネル双方の坑口は埋められた。旧トンネルへの道路のうち四万十市側は葛篭山への林道と連絡しているため稀に通行車両があるが、土佐清水市側は行き止まりなので殆ど手入れされておらず廃道と化している。 延長2.160kmの以布利バイパスが2009年平成21年)8月2日に供用を開始した[6]

愛称

  • 足摺サニーロード
    足摺岬に近い土佐清水市街地のあしずり港から西へ叶崎付近まで、太平洋の海岸線に沿った道路の愛称名。「日本の道100選」にも選ばれた道路のひとつでもある。冬でも温暖な黒潮の海景色ルートは約23kmあり、特に竜串海岸から叶崎まで奇岩奇勝が続く[7]

道の駅

地理

通過する自治体

交差する道路

脚注

注釈

  1. ^ a b 2005年4月10日から四万十市の一部。
  2. ^ 2010年4月1日現在

出典

  1. ^ 一般国道の路線を指定する政令”. 電子政府の総合窓口 イーガブ. 2012年10月14日閲覧。
  2. ^ 道路統計年報2011 - II. 道路の現況 表26 p.18”. 国土交通省. 2012年10月14日閲覧。
  3. ^ 道路統計年報2011 - II. 道路の現況 表27 p.18”. 国土交通省. 2012年10月14日閲覧。
  4. ^ 一般国道の指定区間を指定する政令”. 電子政府の総合窓口 イーガブ. 2012年10月14日閲覧。
  5. ^ 足摺サニーロード / 巡るめく四国”. 四国ツーリズム創造機構. 2012年10月14日閲覧。
  6. ^ 国道321号以布利バイパスが開通しました。 (PDF) . 高知県土木部幡多土木事務所土佐清水事務所. 2012年10月14日閲覧。
  7. ^ 須藤英一 2013, p. 157.

参考文献

  • 須藤英一『新・日本百名道』大泉書店、2013年、157頁。ISBN 978-4-278-04113-2 

関連事項