千里川

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千里川
千里川 2007年5月19日撮影
千里川(豊中市北緑丘付近)
水系 一級水系 淀川
種別 一級河川
延長 10.7 km
平均流量 -- m³/s
流域面積 14 km²
水源 箕面市
水源の標高 -- m
河口・合流先 猪名川
流域 日本の旗 日本 大阪府
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千里川(せんりがわ)は、大阪府を流れる淀川水系一級河川猪名川支流。昭和40年代から50年代にかけて行われた改修工事以前までは「暴れ川」として治水対策に悩まされてきた。

地理

大阪府箕面市内の箕面山から流れ出し、箕面市萱野4丁目・船場西1丁目の藤原橋付近で芋川と合流、豊中市の北西部を流れて豊中市利倉西(園田競馬場付近)で猪名川に合流する。一級河川の指定は箕面市白島から始まる。

歴史

昔から地元住民の大切な資源であり、天明1781年 - 1788年)の頃に起きた天明の大飢饉では地元住民がを巡り騒動になる事もしばしあったがその一方で、洪水氾濫が相次いで発生し地元住民を非常に苦しめていた。

そして昭和42年(1967年7月9日)に発生し死者61名を出した北摂豪雨により、過去最悪の被害を受け、これにより千里川の治水対策が見直される事となった。その対策として改修工事が行われるようになった。[1]

工事は川を直線化するというものであり、昭和40年代から50年代にかけて行われ上流の北緑丘周辺から大きくS字形に蛇行していた部分を改修し、今ではほとんど洪水氾濫などは無くなり、「暴れ川」と呼ばれなくなった[2]

流域の自治体

大阪府
箕面市豊中市

支流

流域の観光地

箕面マーケットパーク・ヴィソラ付近
大阪国際空港南側の原田進入灯橋付近にて。滑走路着陸する航空機。写真左に滑走路がある

摂津名所図会 巻六 千里川(ちさとかは)

摂津名所図会には「一名六車(むくるま)川。又の名箕輪(みのわ)川又の名田代(たしろ)川。水源(みなもと)萱野(かやの)谷・牧野(まきの)の二渓(けい)より桜井谷及び新免(しんめん)・箕輪(みのわ)・走井(はしりい)・勝部(かつべ)を歴(へ)て猪名川に入る」とある。

位置情報

関連項目

外部リンク

出典・脚注

  1. ^ 改修工事の記念碑が野畑地区(豊中市立野畑小学校周辺)に残っている。
  2. ^ 北摂豪雨による被害は安威川の治水も見直される事に及び、安威川ダム建設が進められ、現在建設中である。(2009年現在)
  3. ^ 石毛直道桂小米朝旭堂南海宮田珠己井上章一木下直之島崎今日子『勝手に関西世界遺産』朝日新聞社、2006年。ISBN 978-4022502285 
  4. ^ 伊丹&神戸空港(イカロス出版ISBN 978-4871497978