千家元麿

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千家 元麿(せんげ もとまろ、1888年6月8日 - 1948年3月14日)は、日本の詩人。

千家尊福の長男(庶子)として東京市麹町区(現・東京都千代田区麹町)の父の別邸に生まれる。母は画家の小川梅崖(本名・豊子)。慶應義塾幼稚舎から慶應義塾普通部を経て、東京府立第四中学校(現・東京都立戸山高等学校)に学ぶ。

武者小路実篤に師事し、1913年同人誌『テラコッタ』を刊行し詩作をおこなう。1918年第一詩集『自分は見た』を上梓。同人誌『麦』を創刊、以後人道派的な詩人として知られる。新しき村の関係者。

著書

  • 善の生命 第2集(編)善の生命社 1916
  • 自分は見た 詩集 玄文社 1918
  • 虹 新潮社 1919
  • 青い枝 以文社 1920
  • 野天の光 詩集 新潮社 1921
  • 家出の前後 叢文閣 1921(現代劇叢書)
  • 新生の悦び 詩集 芸術社 1921
  • 太陽の愛 元麿詩選 隆文館 1921
  • 夜の河 詩集 曠野社 1922
  • 炎天 新潮社 1922(現代詩人叢書 ; 第7編)
  • 詩集 宮坂栄一 1923
  • 冬晴れ 新しき村出版部 1924
  • 真夏の星 新作社 1924
  • 千家元麿詩集 武者小路実篤選 新しき村出版部 1925
  • 夏草 平凡社 1926
  • 昔の家 長篇叙事詩 木星社書院 1929
  • 千家元麿詩集 改造文庫 1930
  • 霰 詩集 やぽんな書房 1931
  • 蒼海詩集 文学案内社 1936
  • 大東亜戦争戦曲集 扶桑閣 1942(馬鈴薯叢書)
  • 詩・美・自然 国民社 1943
  • 千家元麿詩集 武者小路実篤選 岩波文庫 1951
  • 千家元麿詩集 尾崎喜八編 新潮文庫 1953
  • 千家元麿全集 上下 弥生書房 1964
  • 千家元麿全集 弥生書房 1964-1965
  • 千家元麿詩集 小海永二編 弥生書房 1968(世界の詩)
  • 千家元麿句集 皆美社 1981

参考図書

  • 詩人千家元麿 耕治人創作集 弥生書房 1957