北條寺

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北條寺
所在地 静岡県伊豆の国市南江間862-1
位置 北緯35度3分7.3秒 東経138度55分53.2秒 / 北緯35.052028度 東経138.931444度 / 35.052028; 138.931444座標: 北緯35度3分7.3秒 東経138度55分53.2秒 / 北緯35.052028度 東経138.931444度 / 35.052028; 138.931444
山号 巨徳山
宗派 臨済宗建長寺派
本尊 観世音菩薩
創建年 平安時代末期
開基 北条義時
文化財 木造阿弥陀如来坐像、木造観音菩薩坐像、牡丹鳥獣文繍帳(以上、静岡県指定有形文化財)
公式サイト 北條寺|北条義時創建の寺
法人番号 8080105001688 ウィキデータを編集
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北條寺(ほうじょうじ)は、静岡県伊豆の国市にある臨済宗建長寺派寺院

歴史

平安時代末期、北条義時の開基である。義時の嫡子「安千代丸」が大蛇に襲われて亡くなった際に、息子の菩提を弔うべく、自分の所領に寺を創建した。これが当寺の起源である[1]

その後、義時が亡くなった際に、後継者の泰時によって、当寺に葬られている[1]

このように鎌倉幕府の実力者北条氏所縁の寺ということから、多くの寺宝を所蔵している。静岡県の文化財に指定されている「木造阿弥陀如来坐像」「木造観音菩薩坐像」「牡丹鳥獣文繍帳」の他にも、古文書などを所蔵している[2]

2022年令和4年)、義時を主人公とするNHK大河ドラマ鎌倉殿の13人」が放映された。普段の参拝者は月100人程度であったが、放映開始後は「聖地巡礼」ということで月3,000人と30倍になったという[3]

文化財

  • 木造阿弥陀如来坐像(静岡県指定有形文化財 昭和52年3月18日指定)[4]
  • 木造観音菩薩坐像(静岡県指定有形文化財 昭和52年3月18日指定)[5]
  • 牡丹鳥獣文繍帳(静岡県指定有形文化財 昭和52年3月18日指定)[6]

交通アクセス

脚注

  1. ^ a b 当寺について北條寺
  2. ^ 静岡県日本史教育研究会 編『静岡県の歴史散歩(歴史散歩22)』山川出版社、2006年、56-57p
  3. ^ 「鎌倉殿の13人」舞台の伊豆 坂東武者に思いはせる産経新聞社(2022年3月28日)
  4. ^ 木造阿弥陀如来坐像静岡県
  5. ^ 木造観音菩薩坐像静岡県
  6. ^ 牡丹鳥獣文繍帳静岡県

参考文献

  • 静岡県日本史教育研究会 編『静岡県の歴史散歩(歴史散歩22)』山川出版社、2006年

外部リンク