円満寺 (鈴鹿市)

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円満寺
所在地 三重県鈴鹿市長沢町782
位置 北緯34度56分10.1秒 東経136度28分27.6秒 / 北緯34.936139度 東経136.474333度 / 34.936139; 136.474333
山号 長澤山
宗派 真言宗大覚寺派
本尊 大日如来
創建年 江戸時代初期(1600年代)の頃
開基 不明
札所等 三重四国八十八箇所 23番札所
法人番号 4190005004115 ウィキデータを編集
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円満寺(えんまんじ)は、三重県鈴鹿市にある、真言宗大覚寺派の仏教寺院。山号は 長澤山(ながさわさん)。本尊大日如来

歴史

当山の縁起は、記録が失われ詳細は不明となっている。寺に残る住僧の位牌を見ると、「寛永 13年(1636年)1月18日寂、大法師覚応覚永大和尚」と記されたものが一番古く、江戸時代初期(1600年代)には、堂宇が存在していたことが分かる。

本堂に祀られる本尊の大日如来像は、江戸時代初期の作と言われている。また、延宝7年(1679年伊勢亀山藩より、寺領の寄進をうけた記録があり、当時は寺運も栄えていたと伝えられている。

境内

本堂には本尊の大日如来像の他、脇侍として 馬頭観音像、弘法大師像が安置され、この他「秘仏大聖歓喜大自在天神」と記された、円筒形の厨子に納められた尊像を、秘仏として祀っており、左右後方には千体仏が安置されている。また西国三十三所の観音石像を安置する観音堂、鐘楼のほか、境内西側の東屋に小石仏が集められ安置されている。

当山は厄除諸願成就の行事として、毎年3月初午の日に、馬頭観音の手に紅白の綱を握らせ、堂外まで垂らされたその綱を、参拝者が握って諸祈願をするという、「お手引き観音行事」が今日に伝わっている。

年中行事

  • 3月初午の日 初午厄除護摩祈祷 お手引き観音行事
  • 9月28日 諸願成就護摩祈祷

近隣施設

アクセス

参考文献

  • 滝本昭二『三重四国八十八ヵ所霊場』三重四国八十八ヵ所霊場会:58 - 58

関連項目

外部リンク