八枝神社 (上尾市)

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八枝神社
所在地 埼玉県上尾市平方488
位置 北緯35度56分37.89秒 東経139度32分52秒 / 北緯35.9438583度 東経139.54778度 / 35.9438583; 139.54778 (八枝神社 (上尾市))座標: 北緯35度56分37.89秒 東経139度32分52秒 / 北緯35.9438583度 東経139.54778度 / 35.9438583; 139.54778 (八枝神社 (上尾市))
主祭神 素戔嗚尊、狛狗大神(はっくだいじん)
創建 不詳
主な神事 どろいんきょ
地図
八枝神社の位置(埼玉県内)
八枝神社
八枝神社
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八枝神社(やえだじんじゃ)は、埼玉県上尾市神社

歴史

創建年代は不明である[1]。古くは牛頭ごず天王社と称されていた[2][3]。社殿は1711年正徳元年)に再建、拝殿は1919年大正8年)に新築された[2]。昭和初年頃に現在の社名に改称された[2]

当社の祭神素戔嗚尊と狛狗大神(はっくだいじん)である。狛狗大神とは大きな獅子頭のことで、「平方の御獅子(おしし)様」として知られている。悪疫退散のご利益があるとされ、年間を通じて貸出されている[4][5]

当社のは広範囲にわたっており、埼玉県のみならず、東京都内(足立区練馬区清瀬市)にまで及んでいる[4][5][6]

どろいんきょ

当社には「どろいんきょ」と呼ばれる奇祭がある。これは毎年7月中旬の日曜日に行われている祇園祭の一種で、白木作りで飾りのない「隠居神輿」を泥の中に転がし回すものである。「どろいんきょ」という名称の由来は、当初は一線を退いた中古の神輿を使ったからとも、隠居した高齢者が担いでいたからともいわれている。この泥を浴びるとご利益があるという[7]

現在、「平方祇園祭のどろいんきょ行事」として埼玉県の無形民俗文化財に指定されている[8]

文化財

  • 平方祇園祭のどろいんきょ行事(埼玉県指定無形民俗文化財 平成23年3月18日指定[8]
  • 八枝神社の境内ケヤキ・エノキ群(上尾市指定天然記念物 昭和56年3月31日指定[9]

交通アクセス

脚注

  1. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』862頁によると元禄年中(1688年〜1704年)の創立と伝わると記されている。
  2. ^ a b c 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』角川書店、1980年7月8日、862頁。ISBN 4040011104 
  3. ^ 八枝神社の境内ケヤキ・エノキ群”. 上尾市教育委員会 (2010年11月24日). 2021年11月23日閲覧。
  4. ^ a b 埼玉県高等学校社会科教育研究会歴史部会 編『埼玉県の歴史散歩(歴史散歩11)』山川出版社、2005年、217p
  5. ^ a b 八枝神社トップページ八枝神社
  6. ^ 上尾の寺社24八枝神社(平方)上尾市教育委員会
  7. ^ どろいんきょ八枝神社
  8. ^ a b 無形民俗文化財埼玉県
  9. ^ 上尾の指定・登録文化財一覧”. 上尾市 (2021年3月12日). 2021年11月23日閲覧。

参考文献

  • 埼玉県高等学校社会科教育研究会歴史部会 編『埼玉県の歴史散歩(歴史散歩11)』山川出版社、2005年

外部リンク