八木節
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八木節(やぎぶし)は、栃木県足利市、群馬県桐生市・太田市を中心とした地域で生まれ、育まれた民謡である。
八木節の歴史
八木節の発祥については諸説あるが、通説は現在の栃木県足利市にあった八木宿において、 初代堀込源太(本名渡辺源太郎)が歌っていた歌がそのルーツであると考えられている。八木節の名称は、八木宿にちなむ。当初は渡辺の名から「源太節」と呼ばれてきたが、1914年(1913年説あり)に日本蓄音機商会でレコーディングされる際に命名された。
群馬県側では、八木節の起源は八木宿と同じ例幣使街道にある木崎宿で歌われてきた木崎節であるという。『日本民謡集』(町田嘉章、浅野建二)はこの説をとっている。このほか、江戸時代末期に流行した口説節が起源という説もある。
一方、郷土史家の台一雄は、八木節の起源は古くから八木宿の近くの集落で古くから使われていた盆踊り歌の神子節で、これに他地域の民謡(木崎節も含む)の特徴が若干混ざったものだと主張した。台は著書『八木節 その源流をさぐる』で、従来の木崎節起源説と口説節起源説を否定している。
関連項目
- 堀込源太
- 桐生八木節まつり
- 松鶴家千代若・千代菊 - 千代若は栃木県出身。舞台で必ず八木節を披露していた。
- 佐賀家喜昇・旭芳子 - 上記と同様。
- 江利チエミ - 1959年の第10回NHK紅白歌合戦と、1968年の第19回NHK紅白歌合戦でこの曲を披露。
- ザ・ピーナッツ - CD「祇園小唄~ピーナッツのムード民謡」に収録。
- 竜童組 - 宇崎竜童をリーダーとするロックバンド。1987年の第38回NHK紅白歌合戦で、「八木節イントロデュース」を披露。
- ザ・ドリフターズ -「ドリフだよ!全員集合 赤盤」に収録。
- 高山正行 - 「八木節」と島根県の「銭太鼓」をリミックスして演じた最初の和太鼓奏者。
- ヒュルルジンジンからっ風 - みんなのうたで放送。2番と3番の間にこの曲がインサートされている。
外部リンク