元城町
元城町(もとしろちょう)は、静岡県浜松市中区の町名。2008年8月1日現在の人口は498人(浜松市役所総務部文書行政課資料による)。郵便番号は430-0946(浜松市役所宛てを除く)。
地理
元城町の大手通り沿いにはオフィスビルが並び、一方で浜松城天守閣周辺は緑溢れる公園となっている。現在、浜松城址には浜松市役所、浜松市立元城小学校等が所在する。
歴史
元城町は、この地に徳川家康によって浜松城が築かれて以来、浜松の行政の中心として発展してきた。
沿革
- 1873年(明治6年)浜松城が廃され、跡地は旧浜松藩の士族に優先的に払い下げられる。浜松最初の小学校として大手門近くの侍屋敷跡に「第一番小学校(現 浜松市立元城小学校)が開校。
- 1982年(明治15年)浜松城内の小字だった「城内(二の丸・三の丸)」「年行事」「元目(玄黙)」などを一つにして大字「元城」と名付けられた。
- 1889年(明治22年)浜松が町制を施行し敷知郡浜松町元城となる。
- 1894年(明治27年)静岡県尋常中学校浜松分校(現 静岡県立浜松北高等学校)が開校
- 1901年(明治34年)浜松高等女学校(現 浜松市立高等学校)・町立浜松商業学校(現 静岡県立浜松商業高等学校)が開校。
- 1911年(明治44年)市制への施行により、浜松市元城町となる。
- 1923年(大正14年)小字の「元目」が分離独立して元目町となる。松城町から一部編入して現在の町域となる。
- 1945年(昭和20年)空襲によって町内全域が焼け野原となる。
- 1943年(昭和23年)浜松市立元城小学校が現在地に開校。
- 1947年(昭和27年)浜松市役所が利町から現在地(二の丸跡)に移転。
- 1958年(昭和33年)浜松市体育館が完成。浜松城天守閣が再建される。
- 1964年(昭和39年)遠州鉄道奥山線が廃線となり、元城駅も廃駅となった。
- 1981年(昭和56年)元城駅跡地にホテルコンコルド浜松が開業する。
- 2008年(平成20年)浜松市体育館閉鎖・解体。跡地は浜松城公園の駐車場として利用されている。
交通
バス
施設
- 浜松市役所
- 浜松城公園
- 浜松市立元城小学校
- 元城町東照宮
- 曳馬城跡石碑
- 家康公鎧掛の松
- ホテルコンコルド浜松
- リッチモンドホテル浜松
祭事
元城町は浜松まつりには古くから参加する伝統町である。凧合戦に使う凧印は「日の丸の旗」。屋台(御殿屋台)は浜松城をモデルにした独特の形で人気が高い。