五頭竜

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五頭竜(ごずりゅう)は、伝承で神奈川県鎌倉市深沢に当時あった湖にすんでいたといわれるである。改心したあとは五頭竜大神ともいう。

伝承

五頭竜があらゆる天変地異を引き起こすため、これを宥めるべく、津村の長者は16人いた子供達を1人残らず五頭竜に捧げた。この地名は昔「子死越」と呼ばれていたが、それは五頭竜に捧げられた生贄の名残である。今の地名は「腰越」である。

あるとき江ノ島が隆起し、そこに弁天様が住むことになった。この地域を支配する五頭竜は、弁天様に一目惚れして求婚した。しかし弁天様は、人間に対する残虐非道の行いを理由に求婚を断った。五頭竜はしぶしぶ湖に帰ったが、翌日に心を改め、人間を守ることを弁天様に誓ったという。

五頭竜を題材にした作品

脚注

参考文献

  • 萩坂昇『かながわの伝説散歩』暁印書館、1998年9月。ISBN 978-4-87015-127-7 

関連書籍

関連項目

外部リンク