三上延

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三上 延みかみ えん
ペンネーム 三上 延みかみ えん
誕生 1971年(52 - 53歳)
日本の旗 日本神奈川県横浜市
職業 小説家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
教育 学士
最終学歴 武蔵大学人文学部卒業
活動期間 2002年 -
ジャンル ライトノベル
ミステリ
推理小説
代表作ビブリア古書堂の事件手帖』など
デビュー作 『ダーク・バイオレッツ』
ウィキポータル 文学
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(みかみ えん、1971年10月21日[1] -)は、日本小説家神奈川県横浜市生まれ。

略歴[編集]

1971年神奈川県横浜市生まれ。2歳頃から綾瀬市に住み[2]、10歳で藤沢市に転居[2]神奈川県立大船高等学校を経て、武蔵大学人文学部社会学科を卒業[3][4]

大学時代は文芸部に所属[5]。中古レコード店、古書店勤務を経て、『ダーク・バイオレッツ』で第8回電撃小説大賞3次選考を通過し、2002年に同作でデビュー[4]ホラー風の作品が多かったが2011年に発表した古書ミステリー『ビブリア古書堂の事件手帖』が人気作になる。同作は2012年本屋大賞にノミネートされている。

2012年、「足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』(鶴書房)」(『ビブリア古書堂の事件手帖2』に収録)で第65回(平成24年度)日本推理作家協会賞短編部門にノミネートされる[4]

2014年3月14日、『ビブリア古書堂の事件手帖4』(メディアワークス文庫)で第67回(平成26年度)日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門にノミネートされる[6]

作品リスト[編集]

単行本[編集]

電撃文庫
メディアワークス文庫
  • ビブリア古書堂の事件手帖(2011年3月 - 2017年2月, 全7巻)
  • ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~(2018年9月 - 、既刊3巻)
角川つばさ文庫
  • ビブリア古書堂の事件手帖(2016年8月 - )
光文社
  • 江ノ島西浦写真館 (2015年12月16日 / 光文社文庫、2018年6月12日)
新潮社
  • 同潤会代官山アパートメント(2019年4月)
その他
  • ファンタジーへの誘い-ストーリーテラーのことのは-(2016年6月 徳間書店)《インタビュー集》

雑誌掲載・アンソロジー収録作品[編集]

  • 「Falling」(『電撃hp Volume31』2004年8月)
  • 「M/W・二枚のメダル」(『電撃hpSPECAL 2005 SPRING』)
  • 「死者の箱舟」(『電撃h』)
  • 「いぬみみメイド かなたタン」(『電撃hPa』)
  • 「ネガイゴト」(『電撃hp Volume43』2006年8月)
  • 「マリカ」(『電撃hp Volume49』2007年8月)
  • 「月の沙漠を」(『この部屋で君と』新潮文庫nex、2014年9月)
  • 「江ノ島西浦写真館」(『ジャーロ』No.54、2015年6月)
  • 「太宰治『待つ』」(『ビブリア古書堂の事件手帖 7巻発売記念スペシャル書き下ろし掌編』フリーペーパー、2017年2月)再録
  • 「2020」(『蠱惑の本 異形コレクションL』光文社文庫、2020年12月)
  • 「シネマバー・ソラリスと探しもの」(『別冊文藝春秋』2021年7月号 - 連載中)

その他[編集]

編纂・監修[編集]

  • 栞子さんの本棚 ビブリオ古書堂セレクトハンドブック(編纂・エッセイ執筆、角川文庫、2013年5月)
  • ビブリア古書堂セレクトブック ブラック・ジャック編(編纂・エッセイ執筆、角川文庫、2017年2月)
  • ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌(原作・監修、峰守ひろかず著、電撃文庫、2017年3月)

エッセイ・評論[編集]

映像化[編集]

脚注[編集]

  1. ^ https://twitter.com/mikamien/status/259849391886704640
  2. ^ a b 作家の読書道 第122回:三上延さん|作家の読書道|WEB本の雑誌”. WEB本の雑誌. 2022年8月30日閲覧。
  3. ^ 著者は語る 作家・三上延氏”. 2011年12月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年1月31日閲覧。 - SankeiBiz(2011年11月26日)
  4. ^ a b c 日本推理作家協会 編『推理小説年鑑 ザ・ベストミステリーズ 2012』(第1刷)講談社、2012年7月5日、223頁。ISBN 978-4-06-114913-7 
  5. ^ 作家の読書道 - WEB本の雑誌(2012年1月18日)
  6. ^ 日本推理作家協会

外部リンク[編集]