万年山

万年山
標高	1,140.3 m
所在地	日本 大分県玖珠郡玖珠町
位置	北緯33度13分41秒 東経131度07分59秒
種類	メサ
万年山の位置
OpenStreetMap
プロジェクト 山

万年山（はねやま）は、大分県玖珠郡玖珠町の耶馬日田英彦山国定公園内にある標高1,140.3mの山である。

概要

下万年と上万年に分かれる珍しい2段メサ（卓状台地）であり、九州百名山の一つとされるとともに、2007年には「玖珠二重メサ」として日本の地質百選に選定されている。メサが侵食されてできたビュートと呼ばれる地形の典型例である伐株山（標高685.5m）とともに玖珠町のシンボル的な存在である。

万年山の地形図

大分百山にも選ばれており、山頂からは、南東に九重連山、東に由布岳、北に玖珠盆地が見渡せる。また、頂上付近は5月から6月にかけてミヤマキリシマが頂上一面に咲き、これを見るために他県からも登山者が訪れる。

『豊後国風土記』によると、玖珠（くす）という地名は、かつてこの地にあった大きな楠に因むものであるという。そして、大楠の木陰となって日が当たらずに困った住民がこの大樹を切り倒した後の切株が伐株山であり、巨木が倒れる際にはね上げた土が山となったのが万年（はね）山であるという伝説がある。

関連項目

• 日本の地質百選
• 屋島 - 万年山と同じメサに分類される山（香川県高松市）
• 荒船山 - 万年山と同じメサに分類される山（群馬県甘楽郡下仁田町）

外部リンク

• 万年山を眺める - 九重町のパノラマ風景写真
• メサと滝回廊