ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ
Royal Academy of Arts | |
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施設情報 | |
来館者数 | 1,285,595人 (2016年)[1] |
館長 | Christopher Le Brun |
開館 | 1768年 |
所在地 | 英国 ロンドン ピカデリー |
アクセス | ピカデリー・サーカス駅, グリーン・パーク駅 |
外部リンク | royalacademy.org.uk |
プロジェクト:GLAM |
ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ(英語:Royal Academy of Arts, RA)は、イギリス・ロンドン中心部のピカデリーにある国立美術学校。美術館が併設されている。王立芸術院と訳される。
併設するロイヤル・アカデミー・スクール(Royal Academy Schools)は、イギリス最古の美術学校である。現在は3年制の大学院レベルの教育を行っている。
沿革
ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツは、1768年に国王ジョージ3世によって設立が認証され、1769年に開校した。
創立メンバーは、初代校長をサー・ジョシュア・レイノルズ(現在、中庭に銅像が建てられている)とする、36名であった。
会員は、会員の認証を得るとき勅許作品として作品を寄託することになっており、これが今日の美術館の所蔵品の主体となった。アカデミーは最初ペル・メル通りに設置され、美術学校と展覧会場はその後トラファルガー広場に移り、最終的に 1867年に現在のバーリントン・ハウスにおかれた。
建物はパラディオ様式のバーリントン邸 (バーリントン・ハウス) という貴族の屋敷である。この建物は以前、ロンドン大学の本部が置かれていたこともあった。
活動
- 定員は正会員40名、准会員20名(1876年から30名)と決められ、投票によって選出された会長(P・R・A)1名と8名の会員による評議員会が実際の運営にあたった。
- ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツは王立とはいえ、王室や政府から支援を受けていない。収入源のひとつは美術展の開催で、非常に質が高く、ナショナル・ギャラリーやテート・ギャラリーなどに匹敵する。2004年には新しく改装されたバーリントン邸の当初の区画である、ジョン・マデウスキー・ファイン・ルームと呼ばれる部屋で、常設展示も行われるようになった。
- 1824年にロンドンのナショナル・ギャラリーが創設されるまで、芸術家や学生に昔の巨匠の名作の数々に触れる貴重な場を提供し続けた。
アカデミー会長一覧
- ジョシュア・レノルズ (1768–1792)
- ベンジャミン・ウエスト (1792–1805)
- ジェームズ・ワイアット (1805–1806)
- ベンジャミン・ウエスト (1806–1820)
- トーマス・ローレンス (1820–1830)
- マーティン・アーチャー・シー (1830–1850)
- チャールズ・ロック・イーストレイク (1850–1865)
- フランシス・グラント (1866–1878)
- フレデリック・レイトン (1878–1896)
- ジョン・エヴァレット・ミレー (1896)
- エドワード・ポインター (1896–1918)
- アストン・ウェッブ (1919–1924)
- フランク・ディックシー (1924–1928)
- ウィリアム・ルウェリン (1928–1938)
- エドウィン・ラッチェンス (1938–1944)
- アルフレッド・マニングス (1944–1949)
- ジェラルド・ケリー (1949–1954)
- アルバート・リチャードソン (1954–1956)
- チャールズ・ウィーラー (1956–1966)
- ウォルター・トーマス・モニントン (1966–1976)
- ヒュー・カッソン (1976–1984)
- ロジャー・デ・グレイ (1984–1993)
- フィリップ・ドーソン (1993–1999)
- フィリップ・キング (1999–2004)
- ニコラス・グリムショー (2004–2011)
- クリストファー・ル・ブラン (2011–2019)
- レベッカ・ソルタ (2019– )
脚注
- ^ “The Art Newspaper Ranking VISITOR FIGURES 2016” (PDF). The Art Newspaper. 2016年10月18日閲覧。