ヨーウィー
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クイーンズランド州キルコイにある像 | |
概要 | |
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種別 | 未確認生物 |
下位種別 | ヒト科 |
詳細 | |
最初の目撃 | 19世紀 |
国 | オーストラリア |
地域 | グレートディヴァイディング山脈、ノーザンテリトリー、南オーストラリア州、西オーストラリア州 |
生息地 | 森林、山 |
ヨーウィー(Yowie、Yowie-Whowie)は、オーストラリアにおいてアボリジニの伝承に登場する架空の生物である。フーウィー、ウォーウィーとも呼ばれる。
ヨーウィーは6本の昆虫のような足(しばしば「カブトムシの足」と形容されるが、身のこなしの素早さと言う意味では寧ろゴキブリの足に近い構造と想定できる)を持ち、頭と胴体はトカゲで、ヘビの尻尾を持っている。普段は深い洞窟の奥に潜み、暗くなってから獲物を求めて外に出てくる。足音は極めて騒々しく、身のこなしはとても俊敏で、時折人家の近くにも姿を現し、家畜などを捕食することがあると伝えられる。オーストラリアの家畜の被害のいくらかは、この生物の仕業だとされている。時には人間も襲って捕食するという。
現代においては、ヨーウィーはオーストラリアの荒野に潜む未知の獣人の(いくらか親しみを込めた)一般的な呼称として用いられることも多い。これは前述の架空の生物とは無関係であり、ヒマラヤのイエティや、北米のビッグフットと同様の位置づけにあたる。その正体については巨大類人猿の生き残りという説や、アボリジニーやカンガルーの見間違えという説がある。[1]
オーストラリアの食玩『ヤウイ』はこの生物(未知の獣人をキャラクター化)を元にしている。
脚注
- ^ 幻獣ドットコム『図説 幻獣辞典』(幻冬舎コミックス) 91項
関連項目
- ヨーウィ - オーストラリアにいるとされる獣人