モロカイキバシリ

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モロカイキバシリ
上:成鳥の雌雄個体 下:若鳥の個体
保全状況評価
EXTINCT
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
亜目 : スズメ亜目 Oscines
上科 : スズメ上科 Passeroidea
: アトリ科 Fringillidae
亜科 : ヒワ亜科Carduelinae
: Paroreomyza
: モロカイキバシリ
P. flammea
学名
Paroreomyza flammea
Wilson, 1889
和名
モロカイキバシリ
英名
Kākāwahie

モロカイキバシリ(Paroreomyza flammea)は、スズメ目アトリ科に属する鳥類の一種。絶滅種ハワイ諸島モロカイ島に生息していた。

形態と生態

島の藪の中に生息していた。 主に小型の昆虫を食べていた。成鳥のオスは下腹部は黄色で、背中は上の部分は褐色。オスは下腹部が桃色で、背中は赤褐色。若鳥は体面は白色。そのメスの背中は褐色で、メスの背中は鮮やかな青色である。

絶滅の経緯

20世紀中頃までは普通に見られたという。絶滅の原因はモロカイ島の森林を街に変えたことや、による伝染病(鳥マラリアや、鳥ポックス鶏痘)が流行ったこと、ヨーロッパ人が持ち込んだによる植生の捕食やネズミがこの種を食べつくした。1963年に最後の報告が記録された。

脚注

外部リンク