モリヒバリ

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モリヒバリ
モリヒバリ Woodlark
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
: ヒバリ科 Alaudidae
: モリヒバリ属 Lullula
: モリヒバリ L. arborea
(Kaup, 1829)
学名
Lullula arborea
(Linnaeus, 1758)
和名
モリヒバリ
英名
Woodlark

モリヒバリ(Woodlark)はモリヒバリ属に分類される唯一の鳥である。

分布

中東から北アフリカの山岳地帯にかけて、ヨーロッパ全域に生息する。西ヨーロッパに特に多く生息し、東に住むものは渡り鳥で、南方に移動して越冬する。中央~西に住む鳥も南へ渡ることがある。

形態

13.5cm-15cmの大きさである。他のヒバリと同様に、主に褐色で下部は色が薄く、地面と区別がつきにくいような擬態をしている。しかし上頸の白い毛はよく目立つ。飛行時には短い尾と短くて幅の広い翼が見える。尾は白いが、他のヒバリと異なり、翼の下部は白い縁取りがされていない。

Sibley分類体系上の位置

シブリー・アールキスト鳥類分類
スズメ上科 Passeroidea

生態

マツの木や地面など開けた場所で生活する。地面に作る巣では一度に6個までの卵を産む。昆虫の運ぶ植物の種子を食糧とする。

人間との関係

英語の属名(Lullula)は高いところから飛ぶ時に発する、その甘く悲しげな鳴き声から付けられた。