ミーゴス
ミーゴス | |
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Migos 2017年 | |
基本情報 | |
出身地 | アメリカ合衆国ジョージア州ローレンスヴィル |
ジャンル | |
職業 | |
担当楽器 | ヴォーカル |
活動期間 | 2008年 – 現在 |
レーベル | |
共同作業者 |
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公式サイト |
migosonline |
メンバー |
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ミーゴス(Migos、[ˈmiːɡoʊs])は、アメリカ合衆国のヒップホップトリオ、ラップグループ。メンバーはクエイヴォ(Quavo)、オフセット(Offset)、テイクオフ(Takeoff)のラッパー3人である。
2008年にジョージア州ローレンスヴィルで結成され、2013年のミックステープ『Y.R.N. (Young Rich Niggas)』とデビューシングル「Versace」で広く知られるようになる。2015年にデビュー・アルバム『Yung Rich Nation』をリリース。2017年の2作目のアルバム『Culture』はBillboard 200で初登場首位を獲得、楽曲「Bad and Boujee」が全米1位を記録するなどヒットした[2]。2018年に3作目のアルバム『Culture II』を発表し、Billboard 200で首位を獲得する[3]。
来歴
[編集]ミーゴスは2008年にジョージア州ローレンスヴィルで結成され、元々はPolo Clubと名乗っていた。メンバー3人は血縁関係にあり、Quavo(クエイヴォ)はTakeoff(テイクオフ)の叔父、Offset(オフセット)はQuavoのいとこである[4]。3人はアトランタ郊外、グウィネット郡のダウンタウンから北東へ約40分のところでQuavoの母親に一緒に育てられた[5]。
2011年8月25日、初のフルレングス・ミックステープ『Juug Season』をリリース。2012年6月1日にはミックステープ『No Label』をリリースした。
2013年、Migosはデビュー・シングル「Versace」をリリースする。カナダ人ラッパーのドレイクが同曲のリミックスに参加、iHeartRadio Music Festivalでパフォーマンスを行ったことで知名度が上がる[6]。6月13日、Migosはミックステープ「Y.R.N. (Young Rich Niggas)」をリリースし、絶賛を浴びた[7]。「Versace」は多くの音楽メディアの年間ベストリストに選出され、XXLは3位、Complexは4位、SPINは5位に選んだ[8][9]。
2014年2月25日、ミックステープ『No Label 2』をリリースする。6月、Migosがアトランティック・レコーズの300エンターテインメントと契約を結んだことが明らかになった[10]。11月5日、ミックステープ『Rich Nigga Timeline』をリリースする[11]。
2015年7月31日、デビュー・アルバム『Yung Rich Nation』がリリースされる。アルバムは米Billboard 200で最高17位を記録した[3]。9月、Migosは300エンターテインメントを離れ独立し、クオリティー・コントロールが単独でマネジメントを行なうことになる。9月17日、ミックステープ『Back to the Bando』をリリースする[12]。
2016年10月28日、ニューアルバムからの先行シングル「Bad and Boujee」をリリースする。この曲は米Billboard Hot 100で首位を獲得し、Migosにおとって初の全米ナンバーワン・シングルとなった[13]。
2017年1月27日、2作目のアルバム『Culture』がリリースされ、全米1位を記録する[14]。
2018年1月26日、3作目のアルバム『Culture II』がリリースされ、全米1位を記録する。アルバムからは楽曲「MotorSport」「Stir Fry」「Walk It Talk It」などがヒットした[15]。
2021年6月『Culture』三部作のラストとなる『Culture III』がリリースされた[16]。
2022年11月1日、メンバーの一人であったTakeoffとクエイヴォがサイコロゲームをしていた際にTakeoffが何者かの銃撃により死亡した。クエイヴォに怪我はなかった[17][18]。
メンバー
[編集]-
クエイヴォ(Quavo)
-
オフセット(Offset)
-
テイクオフ(Takeoff)
トラブル
[編集]ジョージアサザン大学コンサート事件
[編集]2015年4月18日、Migosはジョージア州ステーツボロのハナー・フィールドハウスでジョージアサザン大学のコンサートのヘッドライナーを務める予定だった。ショーはオープニングアクトから午後7時に始まったが、Migosは予定されていた午後9時より1時間半近く遅れてステージに立った。公演契約書には最低45分のセット時間が定められていたが、Migosは30分弱の演奏でステージを後にした。大学警察、ステーツボロ警察、ブルーチ郡保安官事務所は、コンサートに警備員として立ち会っていたが、Migosのバンからマリファナの強い匂いを発見し、運転手は法執行機関から取り調べを受けた。さらなる調査の結果、Migosの3人と側近の12人がマリファナ等の所持、学校の敷地内での銃器の所持などの容疑で逮捕された[19]。
演奏契約書によると、Migosには30,000ドル、プロモーターのBig House Collectiveには3,000ドルが支払われることになっていた。大学当局は当初、グループの到着が遅れたこと、演奏時間が短縮されたこと、大学の敷地内での密輸品の所持を理由に、Migosを契約違反とするよう求めたが、最終的には大学側が合意した料金の半分を支払った[20][21]。
2015年4月20日、Takeoff、Quavo、側近の6人はブルーチ郡地方検事局によって保釈されたが、Offsetら6人は保釈金なしで拘留されたままであった。その結果、MigosはYung Rich Nationツアーを7月まで延期した[22]。
2015年5月2日、拘留中のOffsetは他の受刑者を襲って重傷を負わせた後、暴行と刑事施設内での暴動を扇動した罪で起訴された[23]。 2015年5月8日の保釈聴聞会で、Offsetは刑務所内での喧嘩だけでなく、前科があることを理由に保釈を正式に拒否された。審問中、Migosの側近2人も保釈を拒否された一方で、他の4人は保釈が認められ、釈放の条件としてブルーチ郡への帰還を禁止された。また、判事は釈放された4人に事件の関係者と接触しないよう指示した。
8ヶ月間の拘留の後、Offsetはアルフォードの司法取引を受け入れ、2015年12月4日に釈放された。司法取引では、刑事施設内での暴動を扇動したことを認めること、1000ドルの罰金を支払うこと、5年間の保護観察処分を受けること、Bulloch郡、Effingham郡、Jenkins郡、Screven郡からの追放と引き換えに、銃、薬物、ギャング関連の罪を取り下げた。マリファナ容疑に直面しているTakeoffも司法取引を受け入れ、12ヶ月の執行猶予付きの判決を受けた。Quavoはマリファナ容疑を認めず、12か月の刑期を受けたが、罰金の支払いによって執行猶予となった[24]。
ディスコグラフィ
[編集]アルバム
[編集]年 | タイトル | アルバム詳細 | チャート最高位 | 認定 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
US [25] |
AUS [26] |
CAN [27] |
FIN [28] |
NZ [29] |
SWE [30] |
SWI [31] |
UK [32] | |||||||
2015 | Yung Rich Nation |
|
17 | — | — | — | — | — | — | — | ||||
2017 | Culture | 1 | 26 | 1 | 6 | 20 | 31 | 22 | 16 | |||||
2018 | Culture II | 1 | 13 | 1 | 9 | 5 | 11 | 5 | 4 | |||||
2021 | Culture III | 2 | 13 | 3 | 30 | 4 | 23 | 2 | 9 | |||||
"—"は未発売またはチャート圏外を意味する。 |
フィルモグラフィ
[編集]映画 | |||
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年 | タイトル | 役 | 注記 |
2014 | Bando[42] | Quavo, Takeoff, and Offset* | 短編映画 |
テレビ | |||
年 | タイトル | 役 | 注記 |
2016年 | Atlanta | Quavo, Takeoff, and Offset* | Episode: "Go for Broke" |
受賞歴
[編集]脚注
[編集]- ^ “What is mumble rap? 25 essential songs from Future, Migos and more” (英語). cleveland (6 June 2017). 5 January 2020閲覧。
- ^ “Migos”. Billboard. 2020年11月4日閲覧。
- ^ a b “Migos”. Billboard. 2020年11月4日閲覧。
- ^ “Bando Brothers: Migos Makes Their Move”. Spin (2013年7月12日). 2020年11月4日閲覧。
- ^ Baron, Zach. “That Time Migos Met Mike Tyson” (英語). GQ. 2020年11月4日閲覧。
- ^ “iHeartRadio Music Festival Saturday: Justin Timberlake Takes Back the Night From Drake & Miley Cyrus” (英語). Billboard. 2020年11月4日閲覧。
- ^ “Migos, ‘Young Rich Niggas’ (Self-Released)”. Spin (2013年6月27日). 2020年11月4日閲覧。
- ^ “Migos, Young Rich Niggas (Self-Released) SPIN”. www.spin.com. 2020年11月4日閲覧。
- ^ “Migos, Young Rich Niggas (Self-Released) SPIN”. www.spin.com. 2020年11月4日閲覧。
- ^ “Young Thug, Migos Sign With Lyor Cohen, Kevin Liles & Todd Moscowitz's 300 Label | Get The Latest Hip Hop News, Rap News & Hip Hop Album Sales | HipHopDX”. web.archive.org (2015年4月4日). 2020年11月4日閲覧。
- ^ “First Week Sales Numbers For Migos' "Yung Rich Nation"” (英語). HotNewHipHop. 2020年11月4日閲覧。
- ^ “Back To The Bando” (英語). HotNewHipHop. 2020年11月4日閲覧。
- ^ “Stream Migos' New Album "Culture"” (英語). HotNewHipHop. 2020年11月4日閲覧。
- ^ “Stream Migos' New Album "Culture"” (英語). HotNewHipHop. 2020年11月4日閲覧。
- ^ January 26, Nick MojicaPublished:. “Production Credits for Migos’ ‘Culture II’ Album - XXL” (英語). XXL Mag. 2020年11月4日閲覧。
- ^ “Migos – ‘Culture III’ review: rap's premier trio end trilogy on a high” (英語). NME (2021年6月11日). 2021年6月27日閲覧。
- ^ “Migos Rapper Takeoff Dead at 28, Shot in Houston” (英語). TMZ. 2022年11月1日閲覧。
- ^ “Migos の Takeoff が銃撃を受け死去”. HYPEBEAST.JP (2022年11月1日). 2022年11月1日閲覧。
- ^ “Migos rap group members arrested at Hanner show”. web.archive.org (2015年4月27日). 2020年11月4日閲覧。
- ^ Cannady, Dal. “Georgia Southern searches for way to break contract with Migos after arrest” (英語). https://www.wtoc.com. 2020年11月4日閲覧。
- ^ “Migos rapper still in jail”. web.archive.org (2015年5月5日). 2020年11月4日閲覧。
- ^ Spanos, Brittany (2015年4月28日). “Migos Postpone 'Yung Rich Nation' Tour After Arrests” (英語). Rolling Stone. 2020年11月4日閲覧。
- ^ “Migos rapper charged in Bulloch County Jail fight”. web.archive.org (2015年5月18日). 2020年11月4日閲覧。
- ^ “Plea deals keep rap group Migos out of jail | www.wsbtv.com”. web.archive.org (2016年1月29日). 2020年11月4日閲覧。
- ^ “Migos – Chart history (Billboard 200)”. Billboard. April 27, 2017閲覧。
- ^ Peaks in Australia:
- All except noted: “australian-charts.com – Discography Migos”. Hung Medien. February 24, 2017閲覧。
- "MotorSport": “ARIA Chart Watch #458”. auspOp (February 3, 2018). February 3, 2018閲覧。
- "Walk It Talk It: “ARIA Chart Watch #466”. auspOp (March 31, 2018). March 31, 2018閲覧。
- ^ “Migos – Chart history (Canadian Albums)”. Billboard. February 6, 2018閲覧。
- ^ “finnishcharts.com – Discography Migos”. Hung Medien. May 22, 2017閲覧。
- ^ “charts.org.nz – Discography Migos”. Hung Medien. February 24, 2017閲覧。
- ^ “swedishcharts.com – Discography Migos”. Hung Medien. May 22, 2017閲覧。
- ^ “hitparade.ch – Discography Migos”. Hung Medien. May 22, 2017閲覧。
- ^ “Migos”. Official Charts Company. March 31, 2017閲覧。
- For "Champions": “CHART: CLUK Update 18.06.2016 (wk24)”. zobbel.de. June 24, 2016閲覧。
- For "Pick Up the Phone": “CHART: CLUK Update 10.09.2016 (wk36)”. zobbel.de. September 16, 2016閲覧。
- ^ “iTunes - Music - Yung Rich Nation - Album by Migos”. Itunes.apple.com (July 31, 2015). August 1, 2015閲覧。
- ^ “Hip Hop Album Sales: Migos, Future & Drake”. HipHopDX (August 10, 2015). May 14, 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。January 31, 2017閲覧。
- ^ “Migos Announce Release Date For "Culture" And Reveal Cover Art”. April 27, 2017閲覧。
- ^ Caulfield, Keith (July 4, 2017). “Kendrick Lamar's 'DAMN.' & Ed Sheeran's 'Shape of You' Lead Nielsen Music's Mid-Year 2017 Charts”. Billboard. July 4, 2017閲覧。
- ^ a b “American certifications – Migos”. Recording Industry Association of America. February 2, 2017閲覧。
- ^ a b “BRIT Certified” (英語). BPI. 2021年6月27日閲覧。
- ^ “Migos' New Album Culture II Has a Release Date”. Pitchfork (January 16, 2018). January 16, 2018閲覧。
- ^ Caulfield, Keith (February 4, 2018). “Migos' 'Culture II' Debuts at No. 1 on Billboard 200 Albums Chart”. Billboard. February 5, 2018閲覧。
- ^ “Gold/Platinum” (英語). Music Canada. 2021年6月27日閲覧。
- ^ “Migos - "Bando" (Short Film)”. July 9, 2017閲覧。