ミュージック・シティ・ボウル

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ミュージック・シティ・ボウル
Music City Bowl
フランクリン・アメリカン・モーゲイジ・ミュージック・シティ・ボウル
Franklin American Mortgage Music City Bowl
スタジアムニッサン・スタジアム
場所アメリカ合衆国テネシー州ナッシュビル
過去の
スタジアム
ヴァンダービルト・スタジアム (1998年)
開催期間1998年–現在
参加
カンファレンス
ACC, SEC
過去の参加
カンファレンス
ビッグ・イースト (1998年–2001年)
ビッグ・テン (2002年–2005年)
ペイアウトUS$3,500,000 (2009年 – )[1]
スポンサー
アメリカン・ジェネラル・ライフ&アクシデント (1998年)
HomePoint.com (1999年)
ゲイロード・エンタテイメント (2002年-2003年)
ゲイロード・エンタテイメント、ブリヂストン (2004年–2009年)
フランクリン・アメリカン・モーゲイジ (2010年–現在)
旧称
ミュージック・シティ・ボウル (1998年)
HomePoint.comミュージック・シティ・ボウル (1999年)
ミュージック・シティ・ボウル (2000年-2001年)
ゲイロード・ホテルズ・ミュージック・シティ・ボウル (2002年-2003年)
ゲイロード・ホテルズ・ミュージック・シティ・ボウル・プレゼンテッド・バイ・ブリヂストン (2004年–2009年)
2014年のマッチアップ
ノートルダム vs. LSU (ノートルダム 31–28)
2015年のマッチアップ
ルイスビル vs. テキサスA&M

ミュージック・シティ・ボウル(Music City Bowl ) は、1998年よりアメリカ合衆国テネシー州ナッシュビルで毎年ポスト・シーズンにNCAAにより行なわれるカレッジフットボールボウル・ゲーム

当初サウスイースタン・カンファレンス(SEC)とビッグ・イースト・カンファレンスの代表者の対決であった。2002年、ビッグ・イーストがビッグ・テン・カンファレンスに置き換えられた。2006年、ビッグ・テン・カンファレンスはアトランティック・コースト・カンファレンス(ACC)に置き換えられた。2005年、SECにボウル出場資格をクリアしたチームがなかったことからACCのバージニア大学キャヴァリアズが出場した。2014年、タックススレイヤー・ボウルと提携し、タックススレイヤー・ボウルの次にACCかビッグ・テンかが決まることになった。

経緯

1998年、ヴァンダービルト・スタジアムにて第1回ミュージック・シティ・ボウルが開催された。1999年、当時完成したばかりであったテネシー・タイタンズの本拠地のアデルフィア・コロシアム(現ニッサン・スタジアム)に移転した。2002年ゲイロード・ホテルズ・ミュージック・シティ・ボウルとなった。2003年ブリヂストンがプレゼンティング・スポンサーとなったためゲイロード・ホテルズ・ミュージック・シティ・ボウル・プレゼンテッド・バイ・ブリヂストンとなった。ゲイロード・ホテルズもブリヂストンも本社がナッシュビルにある。これまでのスポンサーには、1998年初戦時のアメリカン・ジェネラル・ライフ&アクシデント(現在AIGの子会社)、1999年の現存しないhomepoint.comである。2000年2001年にはスポンサーがいなかった。2007年、ブリヂストンがプレゼンティング・スポンサーを降りた。2010年、ゲイロードはメジャー・スポンサーとして留まり、フランクリン・アメリカン・モーゲイジが冠スポンサーとなった[2]。このため正式名称はフランクリン・アメリカン・モーゲイジ・ミュージック・シティ・ボウルとなった。

ミュージック・シティ・ボウルは番狂わせの歴史の面も持ち合わせている。最大の番狂わせとされているのが、2006年のケンタッキー大学(+10)がクレムゾン大学に28対20で勝利したことである。他に2002年のミネソタ大学(+7)がアーカンソー大学に29対14で勝利し、2005年、バージニア大学(+6)がミネソタ大学に34対31で勝利した。2001年、4ポイント下のボストンカレッジジョージア大学に20対16で勝利し、2000年、3ポイント下のウエストバージニア大学がミシシッピ大学に49対38で勝利し、1999年、3ポイント下のシラキュース大学がケ ンタッキー大学に20対13で勝利し、2004年、1ポイント下のミネソタ大学がアラバマ大学に20対16で勝利した。2008年、ヴァンダービルト大学(+4)が1982年以来26年ぶりに出場し、16対14でランキング24位のボストンカレッジに勝利した。順当な勝敗は、1998年の第1回、バージニア工科大学(−5)がアラバマ大学に38対7で勝利し、2003年、オーバーン大学(−3)がウィスコンシン大学に28対14で勝利し、2007年、ケンタッキー大学(−7)がフロリダ州立大学に35対28で勝利し、2011年、ミシシッピ州立大学(-6.5)がウェイクフォレスト大学に23対17で勝利し、2012年、ヴァンダービルト大学(-7.5)がノースカロライナ州立大学に38対24で勝利したのみである。

記録

最も大差がついた試合は1998年、バージニア工科大学対アラバマ大学の38対7の試合であった。この時のアラバマ大学の7点はミュージック・シティ・ボウル史上最低得点であった。最も僅差であった試合は2008年、ヴァンダービルト大学対ボストンカレッジの16対4の試合であった。両者の得点の合計はミュージック・シティ・ボウル史上最低であった。合計得点が最高だったのは2000年、ウエストバージニア大学対ミシシッピ大学の49対38の計87点であった。観客動員数が最高だったのは2007年、ケンタッキー大学対フロリダ州立大学の試合であった。

試合結果

2009年、クレムゾン大学対ケンタッキー大学
試合日時 勝者 敗者 特記
1998年12月29日[3] バージニア工科大学 38 アラバマ大学 7
1999年12月29日 シラキュース大学 20 ケンタッキー大学 13
2000年12月28日 ウエストバージニア大学 49 ミシシッピ大学 38
2001年12月28日 ボストンカレッジ 20 ジョージア大学 16
2002年12月30日 ミネソタ大学 29 アーカンソー大学 14
2003年12月31日 オーバーン大学 28 ウィスコンシン大学 14
2004年12月31日 ミネソタ大学 20 アラバマ大学 16
2005年12月30日[4] バージニア大学 34 ミネソタ大学 31
2006年12月29日 ケンタッキー大学 28 クレムゾン大学 20
2007年12月31日 ケンタッキー大学 35 フロリダ州立大学 28
2008年12月31日 ヴァンダービルト大学 16 ボストンカレッジ 14
2009年12月27日 クレムゾン大学 21 ケンタッキー大学 13
2010年12月30日†† ノースカロライナ大学 30 テネシー大学 27
2011年12月30日 ミシシッピ州立大学 23 ウェイクフォレスト大学 17
2012年12月31日 ヴァンダービルト大学 38 ノースカロライナ州立大学 24
2013年12月30日 ミシシッピ大学 25 ジョージア工科大学 17
2014年12月30日 ノートルダム大学 31 ルイジアナ州立大学 28
2015年12月30日 ルイビル大学 27 テキサスA&M大学 21

† 延長戦

MVP

試合日時 MVP チーム ポジション
1998年12月29日 コリー・ムーア バージニア工科大学 DE
1999年12月29日 ジェイムズ・マングロ シラキュース大学 RB
2000年12月29日 ブラッド・ルイス ウエストバージニア大学 QB
2001年12月28日 ウィリアム・グリーン ボストンカレッジ RB
2002年12月30日 ダン・ナイストロム ミネソタ大学 K
2003年12月31日 ジェイソン・キャンベル オーバーン大学 QB
2004年12月31日 マリオン・バーバー ミネソタ大学 RB
2005年12月30日 マーキス・ヘイガンズ バージニア大学 QB
2006年12月29日 アンドレ・ウッドソン ケンタッキー大学 QB
2007年12月31日 アンドレ・ウッドソン ケンタッキー大学 QB
2008年12月31日 ブレット・アプソン ヴァンダービルト大学 P
2009年12月27日 C.J.スパイラー クレムゾン大学 RB
2010年12月30日 ショーン・ドローン ノースカロライナ大学 RB
2011年12月30日 ヴィック・バラード ミシシッピ州立大学 RB
2012年12月31日 ザック・ステイシー ヴァンダービルト大学 RB
2013年12月30日 ボ・ウォレス ミシシッピ大学 QB
2014年12月30日 マリク・ゼイア ノートルダム大学 QB
2015年12月30日 ラマー・ジャクソン ルイビル大学 QB

統計

順位 チーム 出場回数 勝敗
1 ケンタッキー大学 4 2–2
2 ミネソタ大学 3 2–1
T3 ヴァンダービルト大学 2 2–0
T3 ボストンカレッジ 2 1–1
T3 クレムゾン大学 2 1–1
T3 ミシシッピ大学 2 1–1
T3 アラバマ大学 2 0–2
T7 オーバーン大学 1 1–0
T7 ミシシッピ州立大学 1 1–0
T7 ノースカロライナ大学 1 1–0
T7 ノートルダム大学 1 1–0
T7 シラキュース大学 1 1–0
T7 バージニア大学 1 1–0
T7 バージニア工科大学 1 1–0
T7 ウエストバージニア大学 1 1–0
T7 ルイビル大学 1 1–0
T7 テキサスA&M大学 1 0–1
T7 アーカンソー大学 1 0–1
T7 フロリダ州立大学 1 0–1
T7 ジョージア大学 1 0–1
T7 ジョージア工科大学 1 0–1
T7 ルイジアナ州立大学 1 0–1
T7 ノースカロライナ州立大学 1 0–1
T7 テネシー大学 1 0–1
T7 ウェイクフォレスト大学 1 0–1
T7 ウィスコンシン大学 1 0–1

カンファレンスごとの勝ち数

アルファベット順

カンファレンス 勝ち数 負け数
ビッグ・イースト 4 0
ビッグ・テン 2 2
サウスイースタン 7 8
アトランティック・コースト 4 6

関連事項

脚注

  1. ^ http://www.secrivals.com/general-sec/articles/music-city-bowl-sec-meets-acc.html
  2. ^ Franklin American Mortgage To Title Music City Bowl In 2010”. 2016年1月1日閲覧。
  3. ^ アデルフィア・スタジアム(現ニッサン・スタジアム)が建設中だったためヴァンダービルト・スタジアムで開催された。
  4. ^ SECのチームは予定の試合数をこなせず6勝以上という資格をクリアできなかったため、ACCのバージニア大学が出場した。

外部リンク