マルグリット・ド・ロレーヌ (1615-1672)
マルグリット・ド・ロレーヌ(Marguerite de Lorraine, 1615年7月22日 - 1672年4月13日)は、フランス王ルイ13世の弟オルレアン公ガストンの2番目の妃。父はロレーヌ公フランソワ2世、母はザルム女伯クリスティーナ。
父フランソワは元来はヴォーデモン伯であり、マルグリットは元はマルグリット・ド・ヴォーデモン(Marguerite de Vaudémont)と呼ばれた。マルグリットの兄シャルル4世がロレーヌ公位を継承し、またフランソワもこの継承問題にからんで1625年に数日間だけロレーヌ公となったため、マルグリットもマルグリット・ド・ロレーヌとして知られることになった。
マルグリットは1632年にナンシーでオルレアン公ガストンと結婚した。2人の間には1男4女が生まれ、3女が成人に達した。
- マルグリット・ルイーズ(1645年 - 1721年) トスカーナ大公コジモ3世・デ・メディチと結婚
- エリザベート・マルグリット(1646年 - 1696年) ギーズ公ルイ・ジョゼフと結婚
- フランソワーズ・マドレーヌ(1648年 - 1664年) サヴォイア公カルロ・エマヌエーレ2世と結婚
- ジャン・ガストン(1650年 - 1652年)
- マリー・アンヌ(1652年 - 1656年)