ボケ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Color Actor (会話 | 投稿記録) による 2022年2月26日 (土) 00:06個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ボケ属
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: バラ目 Rosales
: バラ科 Rosaceae
亜科 : ナシ亜科 Maloideae
: ボケ属Chaenomeles
下位分類群
  • 本文参照

ボケ属(Chaenomeles)はバラ科の植物の属である。この属の植物は、高さ1-3mの、とげだらけの低木である。ボケがよく知られる。

この属の植物は、中華人民共和国朝鮮半島日本といった東アジアに自生している。これらの植物と近い属のものに、マルメロカリンがあり(ただし、カリンをボケ属とすることもある)、これらの植物と違うのは、葉に鋸歯があり、花の萼片が落ちやすいことと、根のほうにconnate して生えることである。

この属の植物は、葉は互生、単純な形の葉で、鋸歯がある。 冬の終わりごろから春の初めに咲く花は、直径3-4.5cmの大きさで、5つの雄蕊を持つ。色は朱色が多いが、白色や桃色もある。

この属の植物は、ドクガの仲間である Euproctis chrysorrhoeaチビガの一種 Bucculatrix pomifoliella といった幼虫食草になる。

クサボケ Chaenomeles japonica
カリンの実

参考資料と外部リンク