ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団
ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団( Budapesti Filharmóniai Társaság Zenekara)は、ハンガリー・ブダペストにあるハンガリー国立歌劇場専属のオーケストラ(ハンガリー国立歌劇場管弦楽団 The Hungarian State Opera Orchestra)であり、コンサート活動を行う時ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団を名乗る。
主なレコーディングとして、コダーイの自作自演集、フェレンチクやコローディ指揮でバルトーク作品集などがある。その他、ハリウッド映画の音楽の演奏を担当したこともある。
歴史
1853年にブダペスト・フィルハーモニー協会としてフェレンツ・エルケルによって創設され、現存するハンガリーのオーケストラとしては最古の歴史を持つ。後にハンガリー国立歌劇場に所属するようになった。19世紀末に音楽監督としてマーラーがおり、交響曲第1番「巨人」の初演(この時は交響詩。いわゆる「ブダペスト稿」)を行っている。またリヒャルト・シュトラウス、アルトゥール・ニキシュ、フリッツ・ライナーなど、その時々の重要な作曲家や指揮者がこの歌劇場やオーケストラと関係を築いてきた。ゲオルク・ショルティも指揮者としてこの歌劇場でデビューしている。他の主な音楽監督として、エルンスト・フォン・ドホナーニやフェレンツ・フリッチャイ、ヤーノシュ・フェレンチク、アンドラーシュ・コローディ、リコ・サッカーニらがいる。2006年からアダム・フィッシャーが音楽監督を務めている。
映画音楽の演奏
- 兜 KABUTO(原題“Shogun Mayeda”、1992年アメリカ、ジョン・スコット作曲・指揮)
- チェリー2000(原題“Cherry 2000”、テレビ東京放映時邦題『ラブアンドロイド・チェリー』、1987年アメリカ、ベイジル・ポールドゥリス作曲・指揮)
- Sour Grapes(1998年アメリカ)
- Nail Polish(2006年アメリカ、ヨハネス・ルーリー作曲)