ビジャゴ諸島
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ビジャゴ諸島(ポルトガル語: Arquipélago dos Bijagós)は18の大きな島と12の小さな島々から成立つ、大西洋のギニアビサウ沖合に浮かぶ群島である。ギニアビサウ領。
20の有人島があり、住民の多くはビジャゴ人であり、ビジャゴ語が話されている。 ボラマ島、ブバケ島およびカラヴェラ島の人口が多く、観光客も訪れる。ビジャゴ人社会においては女性が社会福祉・経済・司法・宗教・婚姻において優位であり、男性は「義務から解放された年少者」として扱われる[1]。
諸島にはマングローブ、干潟、ヤシ林、サバナおよび半乾燥林があり、アオウミガメのアフリカでの重要な産卵場である。島々および周辺の海域にはアオウミガメ、オサガメ、ヒメウミガメ、ナイルワニ、ニシアフリカコビトワニ、カバ、アフリカマナティー、アフリカウスイロイルカ、ハンドウイルカ、コイネズミヨウムなどの野生動物が生息しており、ユネスコの生物圏保護区に指定されている[2][3]。ダイシャクシギ、サルハマシギ、ミヤコドリ、コオバシギなどの渉禽類が多く訪れており、ラムサール条約にも登録されている[3]。
ビジャゴ諸島のおもな島
[編集]- ボラマ島(Ilha de Bolama)
- ガリーニャ島(Ilha das Galinhas)
- ブバケ島(Ilha de Bubaque)
- ルバネ島(Ilha de Rubane)
- ソーガ島(Ilha de Soga)
- ローシャ島(Ilha de Roxa)
- オランゴジーニョ島(Ilha de Orangozinho)
- メネケ島(Ilha de Meneque)
- ジョアン・ヴィエイラ島(João Vieira)
- メイオ島(Iléu do Meio)
- ウノ島(Ilha de Uno)
- エグバ島(Ilha de Eguba)
- ウラカネ島(Ilha de Uracane)
- オランゴ島(Ila de Orango)
- カノゴ島(Ilha de Canogo)
- カラヴェラ島(Ilha de Caravela)
- カラシ島(Ilha de Carache)
- エヌ島(Ilha de Enu)
- フォルモーザ島(Ilha de Formosa)
- マイオ島(Ilha de Maio)
- ポンタ島(Ilha da Ponta)
- ウニョコモ島(Ilha de Unhocomo)
- ウニョコモジーニョ島(Ilha de Unhocomozinho)
- エダナ島(Ilha de Edana)
脚注
[編集]- ^ Emmanuel, Olu (2022年1月30日). “Bijagos of Guinea-Bissau : Meet the African tribe where women rule and choose their own husbands”. National Daily Newspaper 2023年9月28日閲覧。
- ^ “Boloma Bijagós Biosphere Reserve, Guinea-Bissau” (英語). UNESCO (2020年1月14日). 2023年1月23日閲覧。
- ^ a b “Archipel Bolama-Bijagós | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (2014年1月14日). 2023年1月23日閲覧。