ヒバリート

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ヒバリート
jibarito
グリルチキンのヒバリート。
種類 サンドイッチ
発祥地 プエルトリコアグアダ
アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ
主な材料 プランテン、ガーリックマヨ、肉、チーズ、レタス、トマト
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ヒバリート(jibarito)とは、パンの代わりにグリーンプランテン(料理用バナナ)を平たく潰して揚げたものを用いるサンドイッチの一種。具は肉、チーズレタストマトなどが一般的で、ガーリックマヨネーズをかける[1][2]。最初に作られたヒバリートはステーキを挟んだものだが、現在ではチキンやポークなどのバリエーションも広まっている。

歴史[編集]

シカゴで飲食店を経営していたファン・"ピーター"・フィゲロアは[1]、フンボルト・パーク近辺のプエルトリコ料理店英語版ボリンケン・レストランで1996年にヒバリートを出し始めた[2]。きっかけとなったのは、プエルトリコの料理店プラタノ・ロコで1991年にパンではなくプランタンで挟むサンドイッチが作られたという新聞記事だった。「ヒバリート」という名は「ヒバロ英語版」に指小辞を付けたもので「小さな田舎者」を意味する。

ヒバリートは人気を博し、まもなくメキシコキューバアルゼンチンなどシカゴ中のラテンアメリカ料理店英語版に広まった。現在では一般の飲食店でも食べられるところがある[3]

類似のサンドイッチ[編集]

ヒバリートの登場前からラテンアメリカには揚げプランテンで挟むサンドイッチが存在した。コロンビアの名物料理パタコンや、プエルトリコアグアダ英語版で営業するプラタノ・ロコで1991年に生み出された料理などはその例である[4]

受容[編集]

グルメサイト「デイリー・ミール英語版」は「あなたの知らない、人生が変わる12のサンドイッチ」と題する記事でヒバリートを挙げた[5]

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  1. ^ a b Saga of a sandwich. Chicago Tribune, June 18, 2003.
  2. ^ a b Zeldes. “City of the Big Sandwiches: Four Uncommon Chicago Meals on a Bun”. Dining Chicago. Chicago's Restaurant Guide. 2013年9月23日閲覧。
  3. ^ First look at Graham Elliot's Grahamwich. Chicago Tribune, December 15, 2010: "And it was damn near impossible with the jibarito; thin-sliced fried plantains were never intended to endure such treatment."
  4. ^ Plantano Loco”. 2010年7月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年11月16日閲覧。
  5. ^ Dan Myers (2015年2月27日). “12 Life-Changing Sandwiches You've Never Heard Of”. The Daily Meal. 2015年3月3日閲覧。