パンチェッタ

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市販のパンチェッタ
切る前のパンチェッタ

パンチェッタ(Pancetta)とはバラ肉のこと。またそれが転じてイタリア料理に使う塩漬けした豚バラ肉も同様にパンチェッタと呼ばれる。後者は俗に生ベーコンとも呼ばれる。これをいぶしたものがベーコンである。

豚肉(特にバラ肉)の塊に荒塩をすり込み、1ヶ月以上熟成と乾燥をさせて仕上げる。燻製(くんせい)する場合もあり、パンチェッタ・アッフミカータ(Pancetta affumicata)と呼ぶ。

細かく切ってフライパンで炒め、にじみ出た脂と塩味をカルボナーラなどのパスタソーススープ出汁として利用する。またそのまま薄切りにして生ハムのように食べる。ベーコンに比べてやや酸味が効いているのが特徴。

DOP指定のものには、カラブリア州のパンチェッタ・ディ・カラーブリア(Pancetta di Calabria)や、パンチェッタ・ピアチェンティーナ(Pancetta Piacentina)等がある。

関連項目