ドラッキーの草やきう

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ドラッキーの草やきう
ジャンル 野球ゲーム
対応機種 スーパーファミコン
開発元 イマジニアズーム
発売元 イマジニアズーム
人数 1 - 2人
メディア 16メガビットロムカセット[1]
発売日 1993年12月17日
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ドラッキーの草やきう』(どらっきーのくさやきう)は1993年12月17日イマジニアズームより発売されたスーパーファミコン野球ゲームである。

概要[編集]

ズームのマスコットキャラクター[2]「ドラッキー」と仲間達で結成された野球チームから1つを選び、試合を勝ち抜いていき、挑戦者代表として最終戦のタブクリア・エンパイヤ・ヘルサンダー・デストロイヤーズに挑む。

本作は魔球などが出て来る超人的な野球を売りにした作品であり、リアリティを追求した野球ゲームとは対極にある[3]

本作は日本コカ・コーラがスポンサーになっており、それぞれのチーム名に当時販売されていたコカ・コーラの商品名を冠している。

ドラッキーシリーズ[編集]

本作の主人公であり、ズームのマスコットキャラクターでもある丸い猫のようなキャラクター「ネコ・ドラッキー(NECO DOLUCKY)」の初出は、X68000用アクションゲーム『ジェノサイド』のマニュアルに掲載された漫画。ズーム (ゲーム会社)#NECOも参照。

当初は単に「NECO」と呼ばれていたが、本作で「ドラッキー」という名が付き、以降スーパーファミコンにてドラッキーをタイトルに冠したシリーズが複数発売された。

その他、PICO向けに右脳開発シリーズのひとつとして1995年12月5日に『ドラッキーのおえかきハウス』が発売されている。

また、『ゼロ・ディバイド』シリーズでは「NECO」の名前でプレイヤーキャラクターとして登場している。

登場チーム[編集]

コカ・コーラ ドラッキーズ
バランス型チーム。
ファンタ ファイアーポチーズ
バランス型だが、スタミナに難あり。
ジョージア 五郎野球会
パワーとスタミナがあるが、足が遅く、守備が弱いビッグ・ボール型。
ベジータベータ デヴィットローラーズ
非力だが足は速い、スモールボール型チーム。
コークライト 忍者若本一家
格闘系武闘派デヴィット同様スモールボール型。
スプライト ぱおぞうとロングノーズ
鉄壁の守備で他のバランスが良いが足が遅い。バットの代わりに鼻を使う。
ハイシー ガンボス
高バランスでまとまっているが、守備がザル。
アクエリアス おときちくんたち
足が速いだけのチーム。野球があまり良くわかっておらずバットを逆さに持ち、進行に支障を来たさない程度のルールしか知らない。
タブクリア・エンパイヤ・ヘルサンダー・デストロイヤーズ
最終戦で戦うチーム。能力は全て最高値だが、スタミナが絶望的に低い。

備考[編集]

投球判定に抗議が出来て、大抵判定が覆る。実際の野球と違い、選手交代した後も再び代打、リリーフとして選手が使える。

関連商品[編集]

ドラッキーの草やきう公式音楽集(1994年1月21日発売、ビクター・エンタテインメント
本作のサウンドトラック。44曲収録。

脚注[編集]

  1. ^ 「スーパーファミコンソフトオールカタログ 1993年」『スーパーファミコン パーフェクトカタログ』、ジーウォーク、2019年9月28日、103頁、ISBN 9784862979131 
  2. ^ ZOOM ONLINE INFORMATION
  3. ^ 株式会社QBQ編 『懐かしスーパーファミコン パーフェクトガイド』 マガジンボックス(M.B.ムック)、2016年。ISBN 9784866400082 p12